見出し画像

改めて思うGoogleの強さと2045年問題

現在私は就活中で、webマーケティングやディレクション分野でいろんな企業を見ている。

一口にwebマーケティングといっても純広告、リスティング、SEO、コンテンツマーケティングなどなど様々あるのだが、これらに共通して重要なものは顧客のペルソナ設定だ。

じゃあ実際に顧客情報を集めてるのは誰なのさ。

Googleである。

ちょっと怖いレベルだよね。特に理由もなく新宿の高層マンションについて調べたら、広告にガンガン出てくるもん。高層マンション。


ペルソナ設定をした後は売り出したいサービスに合わせプロモーションを考えるわけなのだが、当然実施したプロモーションが効果的だったのかを数字で確認しなければならない。

じゃあどうやって確認するのさ。

Googleである。

Googleアナリティクスというweb媒体に関わっている人ならおそらく使わない人はいないであろうサービスを使って調べるのだ。

これを使えば、顧客がどのページまで見たのか・どの媒体からサイトにたどり着いたのか・コンバージョン(商品の購入やサービスへの入会などの具体的な行動)を得られた割合はどのくらいか・どの年代や地域からのアクセスが多いのかetc...が数クリックで分かってしまう。

ストーカーじゃん……


そんなGoogleだが、数億人にも及ぶ顧客データを人の力で管理できるはずがない。いわゆるビッグデータだ。

一説によるとGoogleはソフトウェアのエンジニアリング能力を生かし、ビッグデータを活用する仕組みを作った世界初の企業であるという。

そうして得られた知見を新たなサービスとして他の企業へと還元しているのだ。

Google強すぎんだろ……


Googleの強いところはビッグデータだけではない。AI研究分野もGoogleの独壇場だ。

研究開発費は150億ドルを超えると言われ、自社の研究だけでなく優秀な他社の買収にも積極的だ。

”最も複雑なボードゲーム”と言われる碁において、世界で初めてプロ棋士に勝利した「アルファ碁」というAIを開発したイギリスのDeepMindを買収したのがいい例だろう。

当然GoogleのAI事業はGoogle本社にも還元されていて、Google HomeというAIスピーカーはすでに一般商品として市販されているし、検索ページの音声認識やGoogleフォトにおける顔認証もAIによるサービスだ。

AIはすでに未来の技術ではなく、身近なものとなっているのだ。


ここで思い起こされるのが”AIが人間を超える日”、いわゆる2045年問題だろう。

今から25年後という遅いのか早いのか分からない時期だが、25年前は携帯電話が文字通りただの携帯する電話だった時代である。

技術の進化は日進月歩で、2045年問題ですら3、4年後の問題なのではないかと思う今日この頃だ。

そして様々な知見を還元し、新たな技術を吸収する仕組みを作り上げたGoogleはやっぱり強い。

SFだと人間を超えるAIを作り上げるのは一人のずば抜けた天才だったりするけど、私はコレはGoogleの企業努力の延長線上に現れるんじゃないかなと思う。

シンギュラリティは近い!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?