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簿記資格学習(初心)者だから、しっくりくる!視座を高くしてくれる本

資格学習しながら、何か学んだ内容が正しいって思いながら、進みますよね。
すみません、私はアカデミックで研究やってた者だから言いますが、
科学の教科書に載っているものは”間違い”が多い
(この場合での”間違い”とは、昔は通用していたけれども、今の時代の現実の場では通用しなくなっていることも含ませています)

だから、私は間違っている知識もありうるというフラットなスタンスで
取り組むようにしています。
資格試験にだって同じことが言えると思ってます。
今回のブログの記事の結論を言っておきましょう。

利益って何よ?』
『そりゃ、幻想だよ。』

を教えてくれた本を紹介します。
簿記初心者だからこそ、むしろ先に知っておいた方が良い!
私は強くそう思いました。教科書脳にならないで(なる前に)、
現実に実のある学習のキッカケ作りを、みなさんに共有できたらなと
思ったので、共有します。

一応、本に巡りつくまでのプロセスの紹介をしますと、
今、私は社会福祉法人に関連した業務をしていますので、
社会福祉法人の経営スタイルは非営利組織と同じであることを強く意識しています。非営利組織で、経営をするってのは、難しいものだ 
と、事務作業をする中で痛感しています。
そんな中、福祉施設の運営に関する教書を読む機会に恵まれまして、
本の中に凄腕経営コンサルタントのピーター・F・ドラッカー
の名言が載っていました。

何年もの間、ほとんどの非営利組織は「善意」さえあればそれで事足りると思っていた。しかし、非営利組織は「事業成果の判定基準」がないゆえに、営利企業よりももっと上手にマネジメントをしなければならない。

P.F.ドラッカー編著、田中弥生訳『非営利組織の自己評価手法』ダイヤモンド社,1995年

以前、20代半ばで読んだことのあるドラッカーの本がありましたが、何か経営のすごい人だという、とってもざっくりした考えでしか読まなかったんです…。
あまりしっくりきた記憶はありませんでした(当時は、学生だったので当然かもしれません)。

最近は簿記の資格学習をしているので、ふとドラッカーは会計に長けている人じゃなかったかな?と、 ”ドラッカーと会計”をもとに検索をかけてみたら、有望な図書が見つかりました。

この本を購入して、読んだわけでした。(プロセス紹介 終了)

公認会計士の方が小説風にして、
ドラッカーの名言を読者が理解しやすいように散りばめてくださっています。
一言で言って
非常にわかりやすい!

ということでした!読みやすかったので直ぐに読了です。
ドラッカーの導入本としても最適かもしれません。
小説は大きく二つありまして、
1つめは経営不振のレストラン シリーズ(営利組織)
2つめは経営不振の病院 シリーズ(非営利組織)
に分かれています。

簿記学習をしていると、財務諸表の大切さを痛いほど感じます。
でも、財務諸表に書かれているものをもとに、
経営にそのまま活かせるわけではないということを強く意識するきっかけになりました。

冒頭でも示しましたが、
経理ど素人の私は、利益というのはとっても金科玉条のような存在だと思っていましたが、
序盤で一蹴されます。西園寺という登場人物によって。
「利益は幻想だ!」(とドラッカーは言っている)と。
(なぜなのかは、是非お手に取って読んでいただけたらと思います)

こりゃ、私は学びながら、なんてこった!と衝撃が走りました。
いくらフラットな姿勢で学んでいるとはいっても、
事務作業しながら、財務諸表が監査やら役員会議やらで取り沙汰されているわけですから、とっても大事なものだろうな、中でも
そこから読み取れる利益 ってのは、うんと 大事なものなんだな と、
その暗黙知を受け入れる寸歩手前にいましたので。

それがぶち壊されたわけです。
夢中で読み進めました。

経理を含む事務作業を取り組みつつ、
地方の福祉法人でもあるので、その法人に対して、
福祉業務は、福祉のプロフェッショナルたちにハッキリお任せする。
私は私の強みを活かすのが最小限の労力で最大限のパフォーマンスができるものと考えて取り組んでいます。
分野違い出身の私だから見える、ビジネス戦略の立案に取り組んでもいますので、大切なことを教えて頂いたのを感じました。
そのような本です。
ど素人でかつ、ある程度年齢を重ねたからこそ、型にハマらない独自の強みを開発する”攻め”の資格修得をしていきたいなと思っていますが、
私に限らず、読者のみなさんもユニークな個性が活かせたら。
是非とも、私のような 経理の初学者の方にも手に取って頂き、
・序盤に知っておいて良かった!という人、
・本質をついた実学を武器に挑戦する人
が増えたらと思い、記事にしました。

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