カ。

わーい、語彙力なんて知らんけど、

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わーい、語彙力なんて知らんけど、

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年越しならずの文字たちへ

書きたいことは山ほどあるし、今にもぷつっと弾けた毛穴から言葉が垂れ落ちそうでもある。鳥肌が立ったように毛穴は膨らんでいるのに、それが外気に触れることを皮膚の硬直が許さない。一月も半ばとなり"2024年"はケロリとした顔で世間に馴染みつつあるが、わたしは今でも書類に"2023"と書いてしまい、2024年の足手纏いとなっている。毎年食べていた年越し蕎麦を食べなかったせいだろう。私のメモには2023年に産み落とされた3000字余りの言葉たちで生き生きとしており、着地場所を失ったそれ

    • 白って200色以上あんねん

      質疑応答することなくその人自身を知るなら、 わたしは“その人の白色の靴下”を見せてもらおうと思う。 LINEのアイコンでも、インスタでも、 ロック画面でも、プレイリストでも、手相でも、 mbti診断の結果でも、履歴書でもない。 その白色から黒色に程近い灰色のような白色の間のどれかの色をした“その人の白色の靴下”。 その白色は200色(ショク)を余裕で超え、 その数「白色の靴下を持ってる人」色(ショク)分。 誰にも見られたくないその人の一部がその色とその様子に詰まってい

      • 一瞬、願ってしまいました。

        ぼんやりと見えた、 そのシルエットは まるでピントが合うようにしだいに鮮明になり わたしは目をよく凝らした。 子供だった。 小さい小さい子供が 黄色い点字ブロックのうえで 赤い血を流して。 赤と黄。 その子の父親だろう。 叫んでいる。 駆けつけたいのに足が出ない。 ぬくぬくとしたその毛布の中で わたしはもがいた。 現実だ、あ夢か。 今日もまた一日が始まる。 朝イチの便座に座りながら 夢占い、人が死ぬ、検索。 いいことらしい。 幸運が訪れる証拠らしい。 仕事運と金

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