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【情報共有&備忘録】滞在許可延長TIPSセミナー@ウィーン

Guten tag かぬしゃいです。
日が暮れるのが20時過ぎなので、なんだか毎日お祭り気分です。

さて、標題の件、別に怪しいセミナーではなく、移民局(MA35)が滞在許可の延長についてのセミナーを英語で開催するという情報を、ウィーン市から「手紙」で教えていただいたので、先日行ってきました。

ちなみにウィーン市の私の行政区からはよく手紙が来ます。メールでも十分な内容なのですが、あえての手紙。
悪いことはしていないはずなので問題ないのですが、何が入っているのか緊張する瞬間でもあります。

セミナー開催場所は10区のVHS。日本で言う生涯学習センターです。
土曜の16時からというちょっと行きたくなくなるような時間設定でしたが、滞在許可の延長こそはスムーズに行いたいため、意を決して向かいました。

結構な大人数がきているかと思ったのですが、まさかの10名程度。
きっとzoom開催だったら人がもっと来たと思います。
(なのでなんであえての対面開催だったのかは今でも謎)

出席者は私以外は、インド人が1名とあとはアフリカの方々。
ナイジェリアとケニアが目立ちましたが、レソトとの方もいらっしゃって、人生で初めて会ったレソト人だ!とちょっと嬉しくなりました。
ちなみにレソトはここにあります↓

レソトは非同盟の中立国

人数が少ないこともあり、最初は自己紹介と最初の滞在許可を得るまでにどのくらい時間がかかったか、移民局(MA35)へのcomplainを述べてください、ということでセミナーが開始されました。

セミナーの要約は記事下部に載せておきますので、必要な方はすっ飛ばして最後だけ見てください。

セミナーのお話の続き。
主催者側の参加者は1名。女性の方で、移民局(MA35)の学生ビザチームのヘッドの方でした。
非常に明るく、仕事のできそうなボスだなという印象。MA35のこれまでの不具合だとか、コロナでとんでもない混乱に見舞われたこと、これまでの悪評に対する考えならびにお詫びと、どんな変革が現在MA35で進んでいるかなどをわかりやすく伝えてくれました。

さて、一方の参加者の方。色々な事情の方がいました。

「会社が滞在許可をとってくれたから特になにも問題ないけれど、もう少しウィーンになじみたいから情報を教えてくれ」というライトな方から、
「9か月前にナイジェリア人の夫の後を追ってウィーンに来たけど、3人の子供の滞在許可が取れずに、ずっと子供と会えていない。毎日当局に連絡しているけど、なんの進歩もないので助けてほしい」というすごいシビアな状況の方や、「国連で働いているけど、契約が切れたあともウィーンに住みたいのでどうすればいいのか」というインテリアな方まで。なかなかのバラエティでした。

そして、私からはMA35に直接改善してほしい点として、「どのような書類が滞在許可申請に必要かがきちんと一か所にまとめられていないので、情報を統一してMA35のページに乗せてほしい」ということを実体験をもとに述べました。

主催者からの返答は、
「それはもちろんわかるけど、国によって提出してくる書類が異なる。例えば、無犯罪証明書を厳封の封筒で送ってくるのは世界で日本しかない。そういう細かな違いが国だけでなく、シチュエーションによって異なるので、今はジェネラルな情報として必要な書類をサイトに乗せて、詳しくは自国のオーストリア大使館で聞いていただくという運営にしている
との回答。

そうであれば、大使館のHPに必要書類をしっかりと明記して、大使館がある程度面倒みてくれるようにMA35がしっかりと伝えるべきではと思ったのですが…。
なにせ私が大使館に問い合わせたときは、MA35のサイトを見てくださいね、とのことだったので…汗

まぁ縦割りの官僚の社会なので、外務省管轄の大使館に、MA35が幅を利かすことはできていないんだろうなと勘くぐり、本件に関してはもうしょうがないなと諦めました。

ただ、彼女からの心強い言葉としては
「どんな場合でも申請を即日にrejectすることは法律で違反とされています。なので、窓口でrejectされることは絶対にないので安心してください」
とのこと。

であれば、まぁ最悪足りない書類が多くても、なんとかなるんだな、ということになります。

さて、10人で和気あいあいと自分の境遇や、ウィーンの生活について語っていたら気づいたら1時間が経過。
主旨を忘れそうだったので、休憩後は主催者が滞在許可の延長に必要な書類について話してくれました。それと、つながりやすい電話番号とメールアドレスも。

ということで、以下、まとめです。

(注意!)以下情報は、2022年5月の情報です。
MA35曰く、今後変化する可能性もあるので、必ずMA35のページをチェックするなり、問い合わせするなりして確認してください。とのことでした。

滞在許可の延長に必要な書類

・パスポート(白紙頁以外のコピー 念のため原本も持参)
・滞在カード (原本を提示、念のためコピーも持参)
・アプリケーションのフォーマット(MA35のサイトにあるものをダウンロード)
・住所登録書 Meldezettel (コピー)
・E-card(コピー 原本も念のため持参)
・3か月分の給料明細 (配偶者滞在許可の場合、自分の給料明細がなければパートナーのものを提出)
・家の賃貸契約書 (コピー 上記同様)
・家賃を支払ったことがわかる口座の引き落とし情報 (コピー 同上記)
・KSV の借金証明(自分のものとパートナーのもの)
・ローンがあればその明細
・öif ドイツ語試験 A2 合格証書 (コピー)
↑ösd やGOETHEのA2ではなくöif


私は不安なので、これにプラスして、パートナーのパスポート(写真のページのコピーと念のため原本)、パートナーのMeldezettelのコピー、婚姻証明書のコピーも持参する予定です。

重要なポイント

  1. 申請は申請は滞在許可の期限の切れる3ヶ月前からできる。ただし、1日でも早い場合は受け付けられない。

  2. 申請は余裕をもってしべし。滞在許可の期限の2ヶ月前から1.5ヶ月前には窓口で申請をできるように予約をしましょう。

  3. 申請窓口の予約は予約日の8週間前からネットで可能なので、期限の4ヶ月くらい前に1度予約のページを確認し、できる限り早めに予約すべし。

  4. 申請フォーマットの内容は何がなんでも間違ってはいけない!
    (書類の不足はあとでメールでやり取りできるが、フォーマットの内容を間違ってしまうと、面倒なことになりうる…)

問い合わせ先

これまで問い合わせしてなかなか電話がかからなかったそうですが、そういう苦情が多かったため新しくコールセンターを設けたそうです。
ここにかければ8営業日以内で誰かしら対応してくれるとのこと。

01-4000-3535

それと、こちらも新しく追加されたメールアドレスだそうです。ただし、これは返信されるかは不透明。

service@ma35.wien.gv.at

以上、これから、オーストリアの滞在許可を延長申請をする方(特にファミリーメンバー用)への情報共有でした。
私の申請はまだ先のことなのですが、なんとか早めに終わらせられたらと思います。

tschüss! (チュース!) さようなら!

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