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ご来場いただいた皆さん(2019/9/15~2024/9/27)

あの場所で最初のイベントは2019年9月15日。
それから5年を経て2024年9月27日僕らのあの場所での活動は終演となりました。この活動をしていなければ、これだけ多くの方々と出会うということはなかっただろうと思います。
少しずつ過去のものになろうとしているあの「コロナ」が世の中を騒がせたのは2020年2月。僕らの活動はコロナと共にあったと思っています。
コロナ前を知らないままに、誰も経験したことのない制限・制約だらけの時代を過ごしました。「何が正解?」というよりも何が起こっているのかわからないままに、情報過多の中で他の会場やアーティストの動向をSNSでチェックしたりもしました。
あの頃はアーティストたちとの関係性も今より遥かに希薄で相談するというよりも「他はどうしてる?」って聞くことが多かったと思います。
突然訪れたウイルスによって見えない敵に対して二転三転する制限や国策にも振り回されました。

そんな時期でも、最後まで僕らを支えてくれていて、これからもお世話になりたい出演陣は逞しかった。
「歌える場所があるなら歌います!」
「イベントが開催できるなら出ます!」
「1組しか残らなかったらワンマンでもいいです!」
とにかくステージに立つということに貪欲なアーティストたちが居てくれました。

ご存じの方も多いかもしれませんが、僕たちは路上を回り、フリーライブを回り、ライブハウスを回り、出演してくれるアーティストたちと出会ってきたファン出身です。
好きなアーティストが活動したいって言っていたら応援したいって思う。
僕らの応援は形を変えてイベントを開催する、動きを止めないということでした。
そして、形は違えど「応援したい」という同じ思いを持ってくれていたのがご来場いただいていた皆さんだと思っています。
インディーズ音楽業界が矢面に立っている時も、緊急事態宣言で制約の多い中でも、感染者数増加傾向と騒がれる中でもイベントを開催すれば足を運んでくれる皆さんがいました。
本当に心強かったし、アーティストを応援したいと思うのと同様に、こうして見たい、聴きたいって思ってくれている人たちの楽しみを失くしたくないって思うようになりました。

多くのライブハウスは繰り返される宣言によって、イベント中止や休業を選択している中でも僕らは止まるという選択は取らなかった。正しかったのかどうかは今でも答えはありません。でも、その結果として認知度は次第に上がっていって、あんなに不便な場所にも関わらず足を運んでくれる人が増えていって、僕らの目玉の1つでもあるイベントフードの評判も少しずつ広まってくれました。
止まらないという選択は、いつしか止まれないという嬉しい悩みに変わりました。今でもアーティストたちとの会話のネタに上がりますが、本当にいろいろな策をとってイベントしました笑
笑い話のように「それって有りだったの?」ってものもありましたが、会社員時代よりもはるかに頭を使って開催の形を考えていたかも笑
でも、どんな形での開催であってもステージに立ってくれるアーティストが居て、来場してくれる皆さんが居てくれました。
本当にありがとうございます!!

会場にお客さんを呼んでくれるのはアーティストたちです。僕たちは自身のファンやお客さんを持っているわけではありません。(一部の会場は会場のお客さんを持っているところもありますが)そんな中、絶えることなく必ずお客さんが居てくれた。感謝しかありません。
経験されたことのある方もいると思いますが、この業界は会場に来場のお客さんが居ないということが起こってしまう世界のようです。行ってみたらお客さんが自分だけだったという経験をされた方もいると思います。
ほぼコロナ禍でしか活動していない僕らのイベントで来場者がゼロ又は1というイベントは1度だけでした。常連となって出演してくれているアーティストの皆からも「それって凄い!」って言ってもらえます。
これこそ皆さんのお陰で、僕らの力でも何でもありません。皆さんあってこその結果だと心からお礼を伝えさせていただきます。

ここで今では笑い話になることもある宣言・制限を切り抜けた象徴的イベントをいくつかご紹介!!笑
①イベント自粛要請(飲食店は21時までの営業可)
飲食店営業をしているところに普段出演してくれているアーティストが流しで歌いに来ました!!笑
飲食店に来店した?お客さんは飲食していただき、歌っていたアーティストに投げ銭して帰っていきました笑
②一切のイベントの開催を禁止
ライブ映像の撮影を行いました。普段ライブを見に行っている方々を対象にエキストラのお客さん役に集まってもらいました。
撮影したライブ映像は後日しっかりと販売しています。
この2つはどちらも当時の制限下で許される数ギリギリの来店をいただきました。

ご来場も常連となってくれた方の言葉でもいただきましたが、いつしか「あの場所」に行けばイベントがある、ライブが見れるとなっていた時期もあったようです。
宣言の度に、時短制限の度に、「中止かな?」という不安の中、ギリギリまで待たされて中止や延期という経験をされた方も多かったと思います。僕らも主催者の意向で数回の延期は選択しました。中止は・・・1度だけ。

本当にコロナと共に歩みましたが、
2022年3月 SOUNDNOTE OSAKA
2023年3月 夜を灯して&Balls8
2023年7月 SecondLINE
2024年    StepHALL
と小規模ながらもサーキットやフェスも開催させていただきました。
コンピレーションCDも2度リリースさせていただきました!
他にもプラネタリウム企画も4度もさせていただきました。
これも2022年の初回以外はご来場の皆さんからの「今年は?」「次は?」の声を目にして開催を決めさせていただきました。
僕らの背中を押してくれていたのはいつもご来場くださっている皆さんでした。本当に沢山の力を頂きありがとうございました!!

そして、最後になりますが、ご来場いただく方々から沢山のアーティストを紹介いただきました。残念ながら僕の力不足もあり、全てのアーティストの出演を叶えるには至っておりませんが、1つ1つのお声は確かに記憶しているつもりです。沢山のご縁を頂き本当にありがとうございます。

僕らはイベントを開催し、それを仕事・事業としています。ただ同時に今でも僕らは出演してくれているアーティストたちを中心としたインディーズアーティストのファンでもあります。
難しい距離感だと思いますが、これからも僕らのイベントを宜しくお願いします。そしてファン仲間としても仲良くしてください。

最終日を発表したあの投稿以降に沢山の方々が口々に表現してくれた
「次の」
「第2章」
この言葉、本当に嬉しかったです。今までの活動が報われた気がして、今回の選択が正しかったのかどうかの不安も吹き飛ばしてくれました。
言葉では表しきれないくらい、ゆいと二人で本当に喜んでいました。
あまりに皆さんが「また次の場所」「次の何か」って言ってくれるから後半は笑いに変わっていたくらいに沢山の声が届きました。「次」が当然のように発されることが本当に嬉しかったし面白かったです笑
ホントはね、少しくらいゆっくりする時間を持つのも有かな?って考えていた部分もありました。でもね、ありがたいことに
「〇月〇日のイベントどうしたらいいですか?」
「この企画の次回どうします?」
「〇月くらいにイベントやりたいんですけど」
「別の場所のイベント誘ってくださいね!」
「いつでもどこでも声かけてください!」
ってアーティストたちは言ってくるし笑
「すぐ会えますよね!」
「次はどこで会えますかね?」
「またカレー食べれますよね!」
「また次もお願いします!」
って最後の日までご来場の方々は言ってくれました笑
全てが本当に力になっています。

1つの大きな岐路に立つ決断をしました。簡単ではないし負ける気はありませんが明確な勝算が見えているわけでもありません。
でも本当に嬉しかったからまだ闘わせてください。誰からともなく始まった「次の場所」「第2章」を皆さんにお届けすることをここにお約束します。まだまだ皆さんのお力をお借りすることも必要です。
時に背中を押してください!時に支えになってください!
そして、これからも一緒に「笑顔」になってください!!
引き続きこれからも「ゆい」と「山下龍也」の3IPROJECTを宜しくお願いします!!
(更に大きくの意味を込めて3IPROJECTの表記は大文字に変えました!)
本当に皆さんのお陰でコロナが悪いばかりの思い出にならなかった!
皆さんのお陰で沢山の経験と笑顔とヒントを貰えました。
何よりも皆さんのお陰で今こうして沢山の人たちに感謝を伝えることができます。本当に本当にありがとうございました!!
思っていた以上の長文。。。
最後まで読んでいただいた方、お疲れさまでした!笑
少しずつ情報解禁もしていきます!

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