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推薦図書

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#読書感想文

本は死なない Amazonキンドル開発者が語る「読書の未来」

先日、こちらのnoteを読みました。 夏目漱石の小説「門」。 その主人公が住む家の「間取り」を、Marmaladeさんは小説の内容から読み解いたそうです。 正直、今まで考えたことのない本の楽しみ方でした。内容を読むだけでなく、一冊の本を楽しみつくす素敵な試みだと思います! こんな風に、誰もが知る「本」というフォーマットを使って新しい遊びができないか?を最近考えています。 表紙があって。目次があって。ページをめくりながら進めていく感覚。途中でしおりを挟んだり。気になる

ALLIANCE アライアンス―人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用

↑の本の原著「The Alliance: Managing Talent in the Networked Age」の出版が2014年。 豊田章男会長(トヨタ自動車社長)が終身雇用の限界を述べる5年前です。早い。 昨今では、リモートワークも相まって、組織と個人の関係性はさらに変化しています。 今回は、そんな今だからこそ注目したい一冊。「ALLIANCE アライアンス―人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用」を紹介します! 本書のテーマ本書のテーマは、組織と個人が(終身雇用

海賊の経済学〜見えざるフックの秘密〜

小さい頃から、ヒーロー番組の「悪役」を嫌いになれなくて。 悪役が立てた計画を、毎回ヒーローが見事に崩していく。見るたびに「ヒーローのかっこよさ」と「悪役は悪役で頑張ったのに」の両方が残りました。積み上げたジェンガを壊した時の爽快感と罪悪感に近いかもしれません。 このモヤモヤについては、一冊の本で割と簡単に解消されたんです。 悪役がボケたものに、ヒーローはツッコんでるだけ。この構図で説明されると腑に落ちて、当時の気持ちの整理ができました。不思議ですよね😅 で、今日紹介す

働かないアリに意義がある

こんにちは。「アリとキリギリス」の話は、もともと「アリとセミ」の話だったとか。たけぶち(@k_takebuchii)です。 さて、今回はこちら。「働かないアリに意義がある」を紹介します! 表紙の雰囲気から「怠け者に優しい本なのかなあ」と考えていたら、予想外にアカデミックな内容でした。 できるだけかみ砕きつつ、紹介していきます! 意外と知らない「ムシの社会」とは?「働かないアリ」について語る前に、そもそもムシの社会がどう回っているかを把握しておく必要があります。 ムシ

エンジニアリング組織論への招待④~学習するチームと不確実性マネジメント~

こんにちは。たけぶち(@k_takebuchii)です。 久しぶりに「エンジニアリング組織論への招待」(著:広木大地さん)について共有します!! インプットの量が多いので、章ごとに重要なポイントをまとめていきます。今回は第四章「学習するチームと不確実性マネジメント」について。 第一章、第二章、第三章はこちら。 不確実性マネジメントとは?第一章から繰り返し述べられていることですが、本書のテーマは「いかに不確実性と向き合っていくか?」です。 本書では不確実性を以下の3つに

エンジニアリング組織論への招待③~アジャイルなチームの原理~

こんにちは。たけぶち(@k_takebuchii)です。 今日は「エンジニアリング組織論への招待」(著:広木大地さん)について共有します!! インプットの量が多いので、章ごとに重要なポイントをまとめていきます。今回は第三章「アジャイルなチームの原理」について。 第一章、第二章はこちら。 アジャイル・・・agile(鋭敏な)。本書では「チームが環境に適応して、不確実性を最も効率よく削減できている状態」を指しています。 アジャイルをするな、アジャイルになれ「agile(俊