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推薦図書

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個人的な推薦図書をまとめています!
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#日記

建設的な場にするために心がけたいこと

日本最大級のボランティアプロジェクト「ふんばろう東日本支援プロジェクト」が大きくなっていく中、立ち上げ人である西條さんが、参加者に対して【重要:建設的な場にするために心がけたいこと】を送っています。 あらゆるチーム/組織のコミュニケーションに通じるものだと思うので、紹介したいと思います! (1)質問は気軽に、批判は慎重に 「批判をしてはいけない」ではなく、「批判は慎重に」というのが重要かなと思いました。 (2)抱えてから揺さぶる オフラインではできることが、リモートでは

クライシスマネジメントの本質 本質行動学による3.11 大川小学校事故の研究

東日本大震災が起きた2011年3月11日。 帰宅手段をなくした僕は、学校の教室で一晩過ごしました。余震の度に目を覚ましながら、夜を明かした記憶があります。 翌日帰宅してニュースを見ると、自分の想像をはるかに超えた被害に、言葉を失いました。 「復興するのに10年、20年では済まないかもしれないな...」 一緒にニュースを見ていた父親は静かにそう呟いていました。 あれから10年。 多くの児童が逃げ遅れて犠牲になった宮城県石巻市大川小学校の事故に関して、一冊の本が出版さ

海賊の経済学〜見えざるフックの秘密〜

小さい頃から、ヒーロー番組の「悪役」を嫌いになれなくて。 悪役が立てた計画を、毎回ヒーローが見事に崩していく。見るたびに「ヒーローのかっこよさ」と「悪役は悪役で頑張ったのに」の両方が残りました。積み上げたジェンガを壊した時の爽快感と罪悪感に近いかもしれません。 このモヤモヤについては、一冊の本で割と簡単に解消されたんです。 悪役がボケたものに、ヒーローはツッコんでるだけ。この構図で説明されると腑に落ちて、当時の気持ちの整理ができました。不思議ですよね😅 で、今日紹介す

働かないアリに意義がある

こんにちは。「アリとキリギリス」の話は、もともと「アリとセミ」の話だったとか。たけぶち(@k_takebuchii)です。 さて、今回はこちら。「働かないアリに意義がある」を紹介します! 表紙の雰囲気から「怠け者に優しい本なのかなあ」と考えていたら、予想外にアカデミックな内容でした。 できるだけかみ砕きつつ、紹介していきます! 意外と知らない「ムシの社会」とは?「働かないアリ」について語る前に、そもそもムシの社会がどう回っているかを把握しておく必要があります。 ムシ

楽観的であいまいな空気と間柄。名著「失敗の本質」から学ぶ。

お疲れさまです。 感染リスクやコミュニケーションのストレス、先行きが見えない不安。いろいろネガティブな気持ちになりやすい時期かと思います。 こういう時は「なんで~ぐらいできないんだ?」「~はダメだ」「こんな時期に~するな」といった批判的な意見が拡散されがちです。 東日本大震災のときもそうでした。 今回、コロナウイルスに対する国際的な軽視はもちろん、組織レベルから個人レベルまで多くの失敗やミスがありました。これからも予期せぬ事態がおきるでしょうし、それに伴う失敗やミスが

おもてなし幻想 ~「顧客体験の足し算」よりも「顧客努力の引き算」~

こんにちは。たけぶち(@k_takebuchii)です。 最近読んだ「おもてなし幻想 デジタル時代の顧客満足と収益の関係」について共有します!! 本書のテーマ本書のテーマは顧客努力を減らしてディスロイヤルティを緩和することです。 本書における「ロイヤルティ」「顧客努力」の定義は以下の通り。 ロイヤルティ(p.33) ①再購入(顧客があなたの会社から引き続き購入すること) ②顧客内シェア(時間の経過とともに顧客があなたから購入する割合が増えること) ③アドボカシー(顧客

ネットプロモーター経営 ~顧客ロイヤルティ指標 NPSで「利益ある成長」を実現~

こんにちは。オズビジョンで採用広報インターンをしている「たけぶち」(@k_takebuchii)です。 インターンを始める際、社員の方が「オズビジョンはNPSを重視している」とおっしゃっていました。 そもそもNPSって何? って感じだったので、『ネットプロモーター経営 顧客ロイヤルティ指標 NPSで「利益ある成長」を実現する』を通読することにしました!! 〇NPSとは?NPSとは「Net Promoter Score」の略称です。 「0点~10点で表すとして、当社の

プレゼンは「目線」で決まる

こんにちは。オズビジョンで採用広報インターンをしている「たけぶち」(@k_takebuchii)です。 8/20のオズビジョン社内朝会にて、事業推進部の吉村さんから、「プレゼンが上手くなるたった1つのコツ」というテーマのプレゼンがありました。今回は、そこで取り上げられていた西脇資哲『プレゼンは「目線」で決まる』について共有します!! 〇プレゼンの目的は「相手を動かす」こと8/20のオズビジョン社内朝会にて、事業推進部の吉村さんから、「プレゼンが上手くなるたった1つのコツ」