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方向感覚をになう部位 26/45

この記事からの流れです ▼▼▼

今日取り上げるのは、中後頭回。
このあたりです ▼▼▼

機能的には、昨日取り上げた上後頭回と同じく視覚情報の処理を行う部位です。
あわせて、中後頭回は方向感覚もになっています。
以前、後部帯状回を『羅針盤』にたとえましたが、この部位も自分がどこにいるのかを教えてくれる部位と言えます。

興味深いのは、早期失明者では聴覚と触覚によってこの部位を活性化させているケースがあるとのこと。
脳は一定の機能局在(=どこが何をするかの役割分担)を持っていますが、かなり柔軟に機能を助けあいます。
変な話ですが、人間の集団もかくありたいものですね 😊


ちなみに、上後頭回と下後頭回は妊娠の24〜27週目にかけて発達するそうですが、中後頭回に関してはよくわかっていないそうです。
とういうのも、初期の神経科学研究では後頭回が2つあるのか3つあるのかハッキシリしなかったため、データが不足しているのだとか。

いろんなことが、ちょっとづつわかってきている感じのようです > 脳の世界

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