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『悪魔の手毬唄』に救われて/後編

<5,181文字>

この文章は、『前編』『中編』に続く『後編』です。

単独でもご理解いただける内容ですが、前編と中編を踏まえた方がより深く納得いただけます ▼▼▼


韓国の『恨』文化と日本の『悔』文化


『悪魔の手毬唄』は、旦那に好き勝手な浮気をされた女性の情念が殺人の動機でした。

言わば『恨み』ですね。

『犬神家の一族』『獄門島』が物語りとしてわかりやすいのは、動機がお金にからむからです。

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