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やる気に関係する部位 38/45

この記事からの流れです ▼▼▼

今日取り上げるのは、淡蒼球。
このあたりです ▼▼▼

淡蒼球も、昨日の被殻と同じように、左右にヘッドフォンのような形で存在しています。
『淡蒼球』という名称からは「青色をしているのだろう」と連想されますが、語源には諸説あるようです。
『ミエリン』という脂質をふくんだ鞘が通っているため青く見えるという解説もあれば、標本として固定した際に青白く見えたことを語源とする説もあり。
後者の解説では、標本処理に使用される化学物質の影響で、生きた脳ではそれほど青くはないとしています。
う〜ん。
ここは自分で目視していないので、なんとも言えません・・・

ちなみに、間違った名称として、すぐに連想される医学用語には『帝王切開』があります。
「古代ローマ皇帝のカエサルが帝王切開で生まれたから」という俗説もありますが、どうやらドイツ語の”Kaisershinitt(切開分離)””Kaiser”部分を『帝王』と誤訳したことが語源のようです。


さて、淡蒼球の働きとしては、運動機能や動機付け、意欲、意思決定に関係しています。
そのものズバリ『やる気スイッチ』ですね。

一方、ストレスや疲労感の緩和、睡眠の質の改善、 血圧の低下といった機能もになっており、それらには『GABA』と呼ばれる成分が引き金になります。
『GABA』とは『ガンマアミノ酪酸(Gamma-Amino Butyric Acid)の略』で、多くふくまれる食品としては、トマト、ケール、パプリカ、メロン、ブドウ、バナナ、漬物、ヨーグルトなどが挙げられます。

ただし、効果に期待をして、過剰に摂りすぎるのもよくないそうです。
何ごとも、八分目が大切ですね 😊

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