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やりたいことの迷子

その昔、「やりたいこととやれることの合致している人が天才だ」と聞いたことがありました。
そもそも何をもって『天才』とするかもありますが、この指摘の言わんとしているところは、「やりたいこととやれることの合致って、難しいよね」ってことだと思います。

人には『ないものねだり』をしてしまう習性があるので、往々にして「できなことをやりたがる」からです 😊


あるいは、「やりたいことと(周りが)やってほしいことの合致」というテーマもあると思います。
自分にとって『苦もなくできること』は、あまりおもしろみを感じませんし、そもそもそれを求められること自体がピンと来なかったりするからです。

共通しているのは、『やりたいこと』を自分で見定める難しさでしょうか。


そういう意味では、『求められることを素直にやるのがいい』という教えもあります。
ある意味、自己の放棄のような響きもありますが、処世術的にも気持ちの安定的にも、成果の出やすい取り組み方です 😊

そういう考え方にわたしが初めて接したのは、イラストレーターの生頼範頼おうらいのりよしさんだったように思います。
購入した画集に載っていたインタビューで、「依頼をしてくれるということは、わたしにできると判断されているのだから、必ず引き受ける」といった旨の内容でした。


そう言えば、中学生の時、生頼範頼さんの表紙イラストに憧れて、西村寿行さんの『黄金の犬』を(何の前知識もなく)買って読んだら、無茶苦茶エロ小説だったことを思い出しました 😊

これはLPのジャケットですが、このイラストです 😊


これまた『迷子』になった経験ですね。

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