【単価2,000円の講座をテキストにしてみました】 Gitの基本を学ぶ講座3 〜Gitブランチについて学ぼう!〜
本テキストは、Gitの基本を学ぶことができるテキストの講座3です。
・Gitの基本を学ぶ講座1〜Gitの仕組みを理解しよう!〜
・Gitの基本を学ぶ講座2 〜Gitの基本コマンドを覚えよう!〜
・Gitの基本を学ぶ講座3 〜Gitブランチについて学ぼう!〜
・Gitの基本を学ぶ講座4 〜実践で使えるGitの応用コマンドを学ぼう!〜
講座1は完全無料公開、講座2〜4については一部無料公開しています。
本来は、2,000円で開いていた講座の内容を公開しています。
より実践的でサポートがある状態で学びたい人は、connpassにて不定期にイベントをやっていますので、そちらでも学習することもできます。
ぜひ、ご参加ください。
本テキストをWindowsで実施する場合は、Gitbashをご使用ください。
Macをご使用の方はTerminalをご使用ください。
本講座は、Gitをコマンドで実行するやり方のみの紹介です。
SourceTreeやIDEなどでも操作できますが、Gitの基本を学ぶためコマンドで実行しています。
前回までのテキスト
本編
Gitのブランチについて学びましょう。
1. Gitのブランチって何?
ブランチとは、「枝」のことです。
Gitのブランチもこの「枝」のようなイメージを持ってもらうといいでしょう。
例えば、下記のように、機能Aの開発をしているチームと、機能Bの開発をしているチームが同じソースコードを更新していたら×のようにバグがたくさん起こる可能性があります。
その場合、下記のように、機能Aの開発を進めるソースコードと機能Bの開発を進めるソースコードを別々で開発し、最後に合体させる方が、余計なトラブルを引き起こさずスムーズに開発ができます。
上記のように、元のソースコードが、ソースコードAとソースコードBへ別れて成長する様は、まさに「枝(ブランチ)」と言うイメージです。
この場合は、ブランチA、ブランチBと言う感じで名前をつけてあげます。
Gitで開発すると言うことは、大きな植物を育てるイメージです。
2. GitFlowを理解しよう!
GitFlowとは、一般的なGitを使った開発の流れを示したものです。
いわゆるブランチの一般的な使い方とルールです。
上記のように、Master, Develop, Feature, Releaseなどのようなブランチがあります。
それぞれの役割を見ていきましょう。
2.1 ブランチの役割
Masterブランチ
リポジトリ作成時に作られる最初のブランチです。
全てのブランチの大元を辿ると、このmasterブランチから派生しています。
上記の例でいうと、現在稼働しているサービスの状態で保持されいることが多いです。
Developブランチ
masterブランチから派生する次のブランチです。
developという名だけあり、開発段階のソースコードを管理するときに使用されることが多いです。
上記の例でいうと、新機能を追加するソースコードは、このdevelopブランチで管理します。
Featureブランチ
developブランチからさらに派生する小さなブランチがfeatureブランチです。
例えば、ユーザー認証をするシステムを導入するとき、「ログイン機能を作る」「サインアップ機能を作る」などの細かいタスクに分かれます。
これを管理するのがfeatureブランチです。
名前の付け方は、feature/xxxxとつけることが多いです。
Releaseブランチ
リリース時にバージョン変更などをしたりするブランチ。
masterブランチから派生して、masterブランチにマージをします。
Hotfixブランチ
現在の稼働中のサービスで重大な障害が起きたときに修正をする対応をするブランチ。
masterブランチから派生して、masterブランチにマージをします。
「たくさん種類があってわからない」という人は、以下の3つだけ覚えておけば大丈夫です。
開発現場によっても、使い方は異なるので、プロジェクトリーダーの人に「GitFlowはどうなっていますか?」と聞いてみましょう!
3. ローカルブランチとリモートブランチ
「ブランチはどこに存在するのか?」と言うと、今までもmasterと言う名前を見かけた通り、リポジトリに存在します。
リモートリポジトリにあるブランチを、「リモートブランチ」
ローカルリポジトリにあるブランチを、「ローカルブランチ」
と言います。
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