【単価2,000円の講座をテキストにしてみました】 Gitの基本を学ぶ講座2 〜Gitの基本コマンドを覚えよう!〜

本テキストは、Gitの基本を学ぶことができるテキストの講座2です。
Gitの基本を学ぶ講座1〜Gitの仕組みを理解しよう!〜
・Gitの基本を学ぶ講座2 〜Gitの基本コマンドを覚えよう!〜
Gitの基本を学ぶ講座3 〜Gitブランチについて学ぼう!〜
・Gitの基本を学ぶ講座4 〜実践で使えるGitの応用コマンドを学ぼう!〜

講座1は無料、講座2〜4については一部有料(190円)公開しています。

本来は、2,000円で開いていた講座の内容を公開しています。
より実践的な技術やサポート付きで学びたい人は、connpassにて不定期にイベントをやっていますので、そちらでも学習することができます。ぜひ、ご参加ください。本テキストをWindowsで実施する場合は、Gitbashをご使用ください。
Macをご使用の方はTerminalをご使用ください。
本講座は、Gitをコマンドで実行するやり方のみの紹介です。
SourceTreeやIDEなどでも操作できますが、Gitの基本を学ぶためコマンドで実行しています。

前回までのテキスト

 本編

それでは、Gitの基本コマンドを覚えていきましょう!

1. Git clone

まずは、リモートリポジトリからCloneをするやり方を学びます。

今回は、以下のURLのGithubのリポジトリをローカルリポジトリにクローンします。

上記のURLにアクセスしたら、下記の画面でclone or download > URLのコピーを押します。(○で囲まれたボタンを押すとコピーされます。)

画像1

続いて、Terminal(Macの方) or Gitbash(Windowsの方)を開きます。

以下のコマンドを入力しましょう。(作業ディレクトリ に移動後に行ってください)

git clone https://github.com/k-sasaking/git-note-lesson

このコマンドを実行すると、作業ディレクトリ に"git-note-lesson"が作成されました。

これで、リモートリポジトリの情報を全て、ローカルリポジトリにコピーが完了しました。


ちゃんとコピーされているか確認をしましょう。

cd git-note-lesson
ls -a

.gitが存在していればOKです。


    1. 1 (課題)自身のリモートリポジトリからcloneしてみよう

 それでは、演習として、講義1で作成したGitHubにログインし、リモートリポジトリを作成しましょう。

(参考)講義1:Gitの基本を学ぶ講座1〜Gitの仕組みを理解しよう!〜

続いて、自身で作ったリポジトリをCloneしましょう。

cloneしたフォルダに入り、.gitを確認できればOKです。


2. Git Status

一番、Gitのコマンドで使用するのが、git statusです。

このコマンドは、現在のローカルリポジトリの状態を確認することができます。

まず、先ほどの1.1の課題でcloneしたご自身のリポジトリのデータをローカルリポジトリで変更します。

・README.mdを作った方は、ローカルリポジトリのREADME.mdファイルをお使いのエディタで開いて、編集してください。(変更内容はなんでも大丈夫です)

※READEME.mdを作らなかった方は、ローカルリポジトリでREADME.mdファイルを新規作成しましょう。

ローカルリポジトリのREADME.mdを新規追加or変更したら、以下のコマンドを実行します。

git status

すると、以下のようなメッセージが出てきます。
※変更した時と新規追加した時で若干メッセージが違います。

On branch master
Your branch is up to date with 'origin/master'.

Changes not staged for commit:
 (use "git add <file>..." to update what will be committed)
 (use "git restore <file>..." to discard changes in working directory)
	modified:   README.md

no changes added to commit (use "git add" and/or "git commit -a")

ここで大事なポイントは、以下の文字が赤文字で表示されていることです。

modified:   README.md

これは、ファイルに変更があった場合や、新規追加されたファイルは、git statusコマンドにより赤文字で表示されます。

ここで以下のようなメッセージが出てくる人は、ローカルリポジトリ内にいないので、Gitコマンドが使えません。
fatal: not a git repository (or any of the parent directories): .git

以下のコマンドを使って、.gitファイルがあるかを確認しましょう。
ls -al

ない場合は、以下のコマンドでcloneしたディレクトリに移動してコマンドを実行しましょう。
cd <ディレクトリ名>


3. Git Add → Git Commit → Git Push

続いて、先ほどREADME.mdの変更した差分をリモートリポジトリへ送るやり方を説明します。

以下の図のように、ローカルリポジトリからリモートリポジトリへ変更を同期するには、add, commit, pushの3ステップで行います

画像2


ここで重要なことが、ADDとCOMMITとPUSHの違いです。
イメージは以下のようなイメージです。

画像3

ADDとは、段ボールに荷物を入れるイメージです。
COMMITとは、段ボールに封をして、何が入っているかを書きます。
PUSHとは、COMMITした段ボールをリモートリポジトリへ配送します。

このイメージさえあればOKです。

実際にやってみましょう!

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