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逮捕されたOLの罪③

第2章 逮捕・手錠と腰縄

わたしは、いつも通り6時に起きて、通勤の準備をしていた。
メイク、ヨガ、ストレッチなどルーティンをこなして7時くらいになったころに仕事用のパソコンをカバンに詰めてオフィスに向かうその時、家のインターホンが鳴った。

(こんな早くに誰が?)
「おはようございます。管理人のものですが、少々お時間良いですか?」
管理人の男性の声がインターホン越しに聞こえると、わたしは無警戒に扉を開けた。
扉を開けると、異様な光景に驚いた表情で前を見つめた。

「おはようございます。私たちは、警視庁のものです。和泉さん、貴方に捜索差押え許可状が出ています。」
女性刑事であろう方がわたしにそういうが、現状を全く読み込むことができず、困惑していた。

「なんで来たかわかる?」
男性の強面刑事がわたしの顔を凝視して問うてくる。

わたしは、「すみません、何のことか全く分からずなのですが、、、」と身に覚えのないことで警察の家宅捜査を受けていることに不安に感じた。

「すみません、これから仕事にいかなくてはいけないのですが」
わたしは、そのように刑事に言うと女性刑事が確信をつくことをわたしにいってきた。

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