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中小企業診断士試験vol.1

あと少しだった、1科目を除いては。(笑)

本来であれば、今頃2次試験の勉強をしているハズだった。今年は1次試験に全力勝負を懸けていたので、自己採点で不合格濃厚が分かり、いわゆる「ロス」状態になった。しばらくゆっくりして、来年また受けようかな、ぼんやりそんなことを考えていた。

そんな中、中小企業診断士を受けようと思ったきっかけや勉強を継続するコツなど聞かれるようになった。実は今年2回目の受験。勉強を始めておよそ1年8か月。ちょうどいい機会だ。せっかくなのでこのあたりで1度振り返ってみよう。単純に気になる方、これからチャレンジしようと考えている方、私と同じようにいままさに受験勉強中の方の役に立ことがあれば嬉しい。

最初に。
中小企業診断士受験は、思い描いている人生にするための「手段」の1つであり「目標」の1つである。だが「目的」ではない。従って受かるまで受験を続けるかどうかは現時点では決めていない。

さて、時は令和2年の年12月まで遡る。
まずは当時の社会的状況。
コロナ第2波が落ち着くも、海外ではすでに第3波も始まっていた。日本でもくるであろうと警戒をしている年末のさなか。来年はどんな年になるだろうか、そして自分は何をしようかなど目標を漠然と考えていた。きっと延期中の東京オリンピック開催に向け、コロナ感染者を増やさないため行動制限が実施され、しばらくまた自粛生活が続くだろう。そして様々な行事が中止や延期になるだろう。そうなると間違いなく「自由」になる時間は増える。
そして自分の状況。
①何かとチャレンジすることすら難しい、身動きが取りづらい状況が続きどうしようか思案に暮れていた。②巷間「不安、おそれ、懸念、可能性」など」のあまり聞きたくない言葉が溢れ、自分が必要とする情報を選ぶことに疲れていた。少し「情報」と距離と置きたいな。③そして自分の描いている人生とまだまだギャップがある。もっともっと仕事を任せられる人財になるにはどうしたらいいんだろう、何が必要なんだろう。

そんな時、たまたま一緒に仕事をした方と食事をする機会があった。お互い経営者で、自分の経験や知恵をもっと世の中の役に立たせるにはどうしたいいかという話をしていた。すると受験するしないに関わらず、中小企業診断士の勉強をしてみたらどうか。学びから得る知識や情報の捉え方はコンサルタントを続けるうえでとても役に立つと彼から話があった。ふと自分のアンテナに引っかかった。これから「自由」になるであろう時間と自分に必要なものがぼんやり結びついた。これなのか。翌日から早速中小企業診断士試験について試験科目や合格率など情報を集めた。書店に向かいテキストや問題集に目を通した。ちんぷんかんぷんだ。試しに過去問も解いてみた。25問中正解(当たり?)は1問。日本語なのに何が書いてあるのかさっぱりわからない。あまりにも分からなさ過ぎて、思わず笑ってしまった。
そして結論。
とりあえず勉強始めてみるか。どうせ時間は有り余るんだし、じっくり勉強するいい機会だ。今は上に伸びる時ではなく、根を下にしっかり張る時期なのかも。ダメならやめればいい。そんな気持ちで始めることに決めた。

当初、勉強を始めることは周囲には内緒にしていた。いつやめるかしれないし、どこまでできるかもわからなかったからだ。もし公言して落ちたらかっこ悪い。もし途中で止めたら恥ずかしい。そんなことを考えていた。「チャレンジ」することより「ダメだったら」に意識が向いていた。そんなことはないのにね。

令和3年の状況はご存じの通り。東京都をはじめ首都圏は1月から9月までほぼ行動制限がかかった。東京オリンピックは緊急事態宣言のもと開催。対面での仕事はオンラインへ切り替えが一般的になりつつあったが、まだまだ延期や中止となることも多く、世の中は混乱が続いていた。(続く)

(写真/岩木山山頂。青森県のてっぺん。)

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