K-Projectのいまとこれから

K-Projectとは?;introduction


慶應義塾大学医学部6年古田京です。2018年3月、自分が3年生の時に学生の有志団体”K-Project”を立ち上げました。K-Projectの活動について多くの人に知ってもらうべく、現在の活動や今後の展望について書きます。僕は元々体育会のラグビー部員として2万人が集まる秩父宮ラグビー場で早慶戦で慶應の名前を背負って戦っていました。


そんな中、自分が試合をすることが本当に慶應義塾のためになっているのだろうか?と疑問に思ったところからこの活動は始まりました。今年で4年目の活動となるのですが、立ち上げの思いやその後の仲間が集まってきた経緯はいつかの投稿で深く書かせてもらいます。さて、「慶應から大学スポーツの未来を作る」というテーマを掲げているこの活動は、今後他の大学に広まり、大学スポーツ界ひいては日本のスポーツ界にも大きなムーブメントを作り上げる可能性があると考えています。一方で、活動の方向性としては間違いないと確信しているもののまだまだ発展途上段階にある活動で、このnoteをきっかけに少しでも一緒にアクセルを踏んでくれる方、アドバイスしてくれる方からリアクションをもらえたら嬉しいと思っています。

ただひたすらに大学スポーツを盛り上げたい;Mission


K-Projectには、「大学スポーツを盛り上げてより良いものにしたい」という思いを持った学生が集まっています。今のメンバーは体育会生が多いものの、体育会に関わりのない学生、活動によっては他大の学生も参加できる団体です。むしろそういう人を募集しています。大学スポーツを盛り上げたい、と一言で言っても人によって想像する姿は違いますが、自分がいいなと思うのはこの写真の文章のような状態です。「朝、神宮球場に入ると、真っ青なスタンドがお出迎え。好きな子の隣に座ってみたり、応援のコールを覚えたり。」から始まるこの段落は全て引用したい文章です。ぜひ読んでください。そのスポーツに興味を持って来場した学生だけでなく、全ての学生が楽しむことができ、「これからもがんばろう。」とか「新しい友達ができてよかった。」とか「慶應に入ってよかった。」とかなにかしらのポジティブな思いを持って帰ることができるのが大学スポーツの一番の良さだと思います。

けーぷろいい姿


昨今のコロナ禍において人が集まることに対するネガティブなイメージはあるものの、スポーツの一番の価値は、人が集まることによる「熱気」から生まれる思っています。以下のリンクのようにオンラインでスポーツ観戦する価値を模索しながらも、観客が集まることのできる未来を前提に活動しています。

Project TeamsとMonthly Meetingでその未来を作る;活動内容

活動はProject TeamsとMonthly Meetingの大きく二つです。

Project Teams(PTs)では自分の試合を盛り上げたいというチームを募集します。そして、その部の担当者と、K-Projectに参加した学生でチームを作り、一つの試合を作り上げます。先ほど書いたnoteはPTsの活動の実例です。

Monthly Meeting(MM)は月に一回開催し、社会で活躍してる方々に「スポーツ×○○」というテーマで講演して頂き、その講演で提起されたテーマについて参加者でディスカッションを行うことで大学スポーツについて考えてもらう裾野を広げるイメージの活動です。実際のMMの様子はこちらです。


これら二つの活動を軸に、それを支えるSNSチーム動画編集チーム、アドバイスをいただく社会人の方々と交渉をする企業チーム、K-Projectの理念を元に新たなプロジェクトを興してくチームがK-Projectにはあります。どのチームにも有志で参加可能です。

大学スポーツに人が集まればいいの?;Vision

熱く盛り上がる瞬間を作るために活動をしている中、アドバイスを頂いているある社会人の方に「人を集めることって運営チームの自己満じゃないの?応援される選手以外、応援に来る人や他の関係者にはなにかいいことはあるの?」と指摘され、試合に人が集まった先にある未来を言語化しました。それがK-Projectの掲げるVisionです。大学スポーツを多くの人が見る文化それ自体も大学の活性化、学生の所属意識の向上やモチベートに寄与できると考えていますが、第二に(一番価値があるかもしれない)、この活動を通して参加する学生自体が大きく成長できることが価値であると考えています。集客する目的は何かを考えること、それをもとに試合のコンセプトを立てること、どのターゲットにどのような行動を取ってもらうために試合情報を発信するのか、実行に際して様々な取り決めやルールに反しないか確認すること、どれも社会人として活躍するために必要な要素であると考えています。大学の授業では学ぶことのできない実践的なことを学べる環境です。さらに人が集まることで新たな収益が生まれます。この収益をチームの運営だけでなく、大学や地域に還元できることは大きな価値であると考えています。そして、多くの人が見てくれることで大学スポーツのレベルは向上し、日本全体のスポーツの競技力が向上することも十分に考えられます。試合を見る文化、人材成長、収益化、競技力向上、この4つが実現することでK-Projectの作りたい大学スポーツの未来を作ることができると考えています。そしてこの4つの未来は全て「試合を見る人が増える」ことから全てが始まると考えています。

慶應が良くなるだけでは大学スポーツは良くならない;活動の未来

慶應の試合だけに人が集まっても大学スポーツは盛り上がりません。この活動は他の大学でも、例えばT-ProjectやW-Project、M-Projectのように波及させていきたいと考えています。そのためにはまず今年、慶應内でPoject Teamsで大学スポーツならではの価値を生み出せる演出や施策を作っていくことでまず慶應の試合に多くの人を呼び込みたいと考えています。スポーツの価値、大学スポーツの価値についても日々メンバーで議論しているのでその様子もおって投稿します。このように徐々に活動の輪を広げていこうと考えています。

最後になりますが、熱い思いを持って取り組んでおり、活動の方向性としては間違いないと確信しているもののまだまだまだまだまだまだまだまだ発展途上段階にある活動ですので、このnoteをきっかけに少しでも一緒にアクセルを踏んでくれる方、アドバイスしてくれる方からのリアクションを期待しています!!!

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