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鵜呑みと逆張り

昔から、人から意見を聞いた時「鵜呑み」か「逆張り」しかしてこなかった。
「一歩ズラす」事が出来れば、そこに無限の自由が広がってる気がするのになあ。

学校での講演などを聞いた時、「何か質問はありますか」と司会からのアナウンスがあっても、質問が思いつかない。
講演の内容を理解すれば、それで良いと思っていたのだ。
たまに学校の先生から「何か必ず質問しろ」と言われることがあった。
そんな時が1番困る。
だって講演を聞けば「すごいなぁ〜」と感心してしまい、質問なんか出てこないのだ。
目の前の発表者が完璧に見えて、質問する隙が見当たらないのだ。

「良いプレゼンには、質問が多く出るものだ」なんて話もあるのだが、僕は質問が出てくる事が無い。
これが鵜呑みだ。

そして「逆張り」について。
僕は自分のことを「天邪鬼」だと自覚している。
誰かが強い否定の意見を出した時は、とにかく反論したくなる。それが本心かどうかは関係ない。
反射で反論したくなるなんて、自分が何も考えてないアホに思えて仕方ない。
そしてそういう時は大抵ちゃんと論破される。
なんでそんな事しちゃうんだろうね?
たぶんバランスが悪いことが気持ち悪いんだろう。

というわけで、両極端な自分を何とかして混ぜ合わせる方法はないのかと考えている。
ちょうどいい具合はないのか!???

理想の混ざり具合は、「サンドウィッチマンのネタのボケ」のようなずらし方だと思う。
M-1で披露したネタ「アンケート」で、
「血液型を4択で答えてください。A:A型、B:O型、C:B型、D:AB型」
「ややこしいわ!」
というくだりがある。
このボケの組み合わせ方、天才だよなぁ。
血液型を聞くことって珍しくはないし、アンケートが4択なのも珍しくはない。
でも、この二つを組み合わせることで自然と「ややこしいな!」と言いたくなってしまう。
こういう発想の仕方をしたいなぁ。
一歩ずらす考え方の理想形なんじゃないかと思っている。

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