YUKI concert tour “Terminal G” 2021
ハローわたしですこんばんは!
みんな元気ィ?
行ってきましたYUKI concert tour “Terminal G” 2021
@ 厚木①広島①②京都①②大阪②福岡①②東京①②
せっかくたくさんのものをYUKIさんから受け取ったので頑張ってわたしなりの考察(?)とアウトプットをしてみました
ライブの記録ではなく自分の心の軌道の記憶を言語化しただけなので思い違いや事実と異なるところがあったらごめんなさいね。
0.ボレロ
開演10分前から流れはじめる
次第に音が増えていき、終わりと同時に緞帳が開く
最初はただのBGMだと思ってたけど明らかに大きすぎるボリュームにこれはセトリの一部だということに気づいたときのドキドキ感ワクワク感すんごかった
とてもコンセプチュアル(言いたいだけ)でシアトリカル(言いたいだけ)な今回のライブに引き込むためにすごく効果大だったと思う
1. My lovely ghost
CD音源にはないポワンポワンなイントロが流れる
次第に青い照明に包まれベットルームに寝転がって歌うYUKIさんがうっすらと見えてくる
映像かと思ったけど本物らしい
2番で音がビューンってなって夢の中からステージへ飛びでてきて歌いながら階段をゆっくり降りてくる
かわいい
白いお布団みたいなキルティングのふかふかマント
ロングのゆるウェーブヘア
「窓を開けてよ」の歌詞からflyが「窓」という仮タイトルだったことをライブ中思い出してぞわぞわ鳥肌がたった
フラインハイとドープアウトと経験してもなおまだ輪郭がぽわぽわしてたflyがこのタイミングでズドンと心の真ん中に降りてきてほんと、ほんとにすごかったしYUKIさんのこういう引き出しの多さとそのセンス、大好きだ...
シングルリリースが発表されたとき、どうやらBaby, it's youは明るそうだからMy lovely ghostはghostって入ってるしなんか暗そうって思ってたのにはちゃめちゃポップな曲だったし、しかもアルバムでは順番が入れ替わって一曲目だし、ツアーでも一曲目だし、もうなにからなにまでわたしの予想を覆されまくりで最高だったし、なによりもMy lovely ghostの出現によってこれまでの曲にもghostを探すようになり脳みそが忙しくなったのがわたしとしてはうれしい悲鳴だった
2. good girl
ホーン隊がブイブイやってYUKIさんが観客を煽る
段差を使って丈の長いマントがストンと落ちてきれいに全部見えるんだけどこういう衣装もセットも活かして見せてくるのほーんと上手
ジャン!っでこっちむくよ
神様ひとつだけ〜でYUKIさんホーン隊と一緒に左右左にぎゅい〜んってするの楽しかった
途中でマント脱ぐ
肩がボンってなった白いサテンのミニワンピ風キュロット
黄色のロングブーツ
太ももが透けて下のもこもこパンツみたいなの見える
透け透けよナイトウェア?
どうやらgood girlになるにはgood girlになろうとしないことが大事らしい
「スポットライトの下で待ち合わせしよう」っていうYUKIさんらしい思いのぎゅうぎゅうに詰まったメッセージをくれて、状況を見ながら、かつ無理なくわたしのペースでツアーを楽しむことができたよ
3.NEW!!!
最初と最後と間奏で🕺このポーズするのとか足がふるえ〜てる〜で足ふるふるするのとか横向いて走る動きするのとかYUKIさんのちょいダサな振り付けがちょうクセになるんだよね
簡単そうに見えるけど歌いながらするのどれも普通に難しい(検証済)
「おでこまるだし」も「タイムマシーン」も「虹の麓」もブリンクブリンクのパンフレットのエッセイに出てくるからみんな見て
MC
ハローYUKIですこんばんわ
新旧織り交ぜるよ
ペイペイドームと同期← PayPay株式会社さま命名権取得してくれて個人的にちょうありがとうございます
ファイナル公演でプリズミックツアーの話をする
呪いの「愛しいこののろい」ってまんまMy lovely ghostだし、漢字ではなくひらがなで「のろい」と表記する意味とYUKIさんの中に潜む過去を見る角度の変化に気づいてしびれた
ghostから電話がかかってくる
スマホがグッズのトートバッグ柄
もしもし?そっちの世界はどう?
みんなでghostに手を振る👋
電話きれる
もしもし!もしもーーし!←言い方好き
あれ、切れちゃった...
4.うれしくって抱きあうよ
なんだかこのツアーで聞くうれ抱きはふと耳にした歌が心の琴線に触れる瞬間を描いた大大大好きなあの傑作MVを思い出しちゃって大変だった
間奏でくるくると舞う姿なんてまさにそのもので、何かに、誰かに、触れて触れられているような、そこには確実にghostがいるのが見えてとにかく大変だった
あのMVは生と性の全肯定を歌ったうれ抱きに更に再生の物語を含ませてあるけれど、今回その再生の部分をビシバシと感じた
こんなことってあるんだね
5.(A)2人のストーリー
イントロで見せるYUKIさんの横顔が良い意味でクライマックスだった
君の古着のスカートをたくしあげたら〜からのじれったいの歌い方大好きっ子クラブ立ち上げても良いかな
2人の結末をどうしても考えがちだけどそこは重要ではなくて。
同じ部屋で慎ましくも日々の暮らしを紡ぎ揺れていた2人がその時その場所にいたという事実は不変でありその瞬間は点として、ghostとして存在し生きている
それがこの物語が続く理由、そして結末だと思う
このツアーでそう思うようになった
5.(B)ハローグッバイ
広島で1回しか歌ってないのに奇跡的にその場に居合わせたのめっちゃハッピー ハッピハッピー🐨
「私が見てきたすべてのことむだじゃないよって君に言ってほしい」
まるでそこにいるghostに向かって言っているみたいだった
5.(C)わたしの願いごと
今まで自分の中で特に好きなポジションではなかったけれど発売から9年経ってやっと、やっとこの曲が分かった
「流れる時代に押し潰されない自由を履き違えず」があまりにも「今」だし、このツアーにぴったりすぎて選曲ナイスすぎる
鏡の中で笑い転げたり涙を流すあの日のわたし=もちろんghostのこと
花が生長する過程を「待つ」って表現するのすごすぎる
アウトロがぽわぽわしてて好きだったな
6.ロックンロールスター
う...下手側の壁に赤い照明とともにYUKIさんの影が大きくうつしだされるんだけどこれが本当に最高だった...ううっ...
もはやYUKIさん本人より影のほう見てたしBメロで左右にステップふみながら唇をつんとして歌う影がくっきり目に焼き付いてる
あの影はまぎれもなく函館時代のYUKIさんのghostで、49才のYUKIさんと2人でWe are togetherって歌う姿に泣いた
北海道で聞くロックンロールスターは格別なんだろうな
7.聞き間違い
ブリンクブリンク時のこの曲は函館時代の自分に向けた未来から落ちたラブレター、未来(今)→過去への曲だと思ってるんだけどこのツアーではそのベクトルが完全にひっくり返って今←過去(ghost)になってて腰抜かした
衝撃的すぎてわたしにとって2公演目の広島①でそれに気づいた事はっきり覚えてるしTerminal Gの奥行きがぐんと見えるようになった最大のポイントだった
木漏れ日みたいな照明が差す
最後アウトロで椅子に座って足を組む
MC
何だったんだろうさっきの電話
何か大切なことを言いかけてた気がする
ここのMCが毎回長くてYUKI NOTESみたいなお話で楽しい
運営さん全公演文字起こしして大発表してくれ
歌詞を書くことはセラピーであってそれをメロディに乗せることは「自由」であること、夢中になるものがあるっていいよね、どうぶつの森いっぱいした、深刻なのは嫌い、真剣なのは好き、嫌な言葉は歌いたくない、言霊が強い、13才から日記を書いてる、忘れていくから忘れないように、忘れるっていい機能、デジタルみたいに全部覚えてたらどお?怖いと思わない?ほかにもたくさん聞いた
でもいつも想うのはたったひとつ
それは、あなたのことです
8. Baby, it's you
緑の照明、最初のギターめっちゃすき
椅子に座ったまま歌う
1番と2番の間の低音のBaby, it's youがちょうしびれた
you you youー!って歌いながら立ち上がる
153cmのリアルファンタジーで指で153ってする
Mステでここ歌う時なんか恥ずかしそうだったのに私たちの前はちょうノリノリなのね...好き...と思った
皿に乗ったご馳走が冷めてしまわぬうちにどうぞおいしく召し上がれがあまりにも普遍的かつ光すぎて何回も何回も泣いた
最後の音に合わせて首をちょんちょんするの大好き
YUKIさんがBaby, it's me👍って歌うとき、一緒にme👍ってするんじゃなくYUKIさんにむかってyou👉ってしてたんだけど、今まで誰か(you)に向けて歌ってた曲って全部YUKIさん自身(me=ghost)に当てはめることができるじゃない?!とここで気づいたのがTerminal Gの奥行きがぐぐんと見えるようになった2番目のポイントだった
我ながら視点のクセがすごい
YUKIさん下手にはけて幕がおりる
衣装チェンジ①
頬杖をつくYUKI 縄みたいな衣装 ボブ もぞもぞする 正面を見る 小さな夜の音楽 わたしはタイフーンガール
その庭に何を植えたのか キャンドルは19本 ポストイットはピンク色 走る 泳ぐ あはは 笑う 私たちは出会う
机を4回叩く すれ違う 見失う 振り替える
ゴーストYUKIが現れる わたし達は出会う ghostの中で踊る(彷徨う?) 歌う 踊る 跳ねる YUKIうなだれる わたしたちは出会う 迷う 確かめる 全てを吸い込む ふりかえる 小さな夜の音楽 わたしはタイフーンガール
窮屈そうな衣装を脱ぎたがってるように見えた
キャンドルは19本は19周年のこと
グッズのポーチの中にもキャンドルが19本あった
ポストイットはピンク色は好きなピンクで忘れてしまわぬようにしるしを刻んだりフラッグを立ててきたこと
ghostたちと音楽を奏でるわたしはいまだ台風の中
20周年もこの勢いでビュンビュンやっちゃうわよ
的な感じかな
9.泣かない女はいない
赤いドレープカーテンがかかった上のステージで伊藤さんのピアノの横で歌う
セミロングの外ハネストレートヘア、前髪ぱっつん
黒いラメラメマント、キラキラがついたすけすけの手袋
センタースリットがはいったワンピースにあのトートバッグみたいな模様がついてる、裏地が水色?黄色?
レースタイツに編み上げブーツ
この衣装、ヘアメイク、ちょうツボだった
ホーン隊と一緒にみんな揺れる
間奏でのシャウトに強い覚悟と凄みを感じた
途中寝そべるところで歌うの忘れて寝過ごす回があった
最後ghostに手を引かれたりghostの首に手をまわして踊る
某GIRLY TREE(44頁参照)の某ワンフレーズが引用されていることから夫-KING氏への惚気ソングだと思ってたけれど、自由意志による選択の上で一緒にいることを決め、思考を停止させることなくそれを日々更新し続けているというより強調された覚悟のある惚気ソングで、つまり結局やっぱり一周回って惚気ソングだった
きっとNo Woman, No Cryにまつわる2人の物語があるんだろな
10.プリズム
イントロがDIACver.2って感じでウワ〜!!!!ってなったし、光の河が奥から手前に伸びて左右に広がっていって曲の終わりに閉じていくのステキだった
三日月がゆらりついてくるよ〜で黄色い照明がYUKIさんの目元をぬいてるのに気づいたときは照明さん曲を最大限に引き立たせてくれてスペシャルサンクスという気持ちになりましたね
プリズムこそYUKIさんの元祖ghostへ向けた曲だし、YUKIさんの変わってない部分を見つけるとうれしくなる
ファイナル公演のあと外に出たら三日月が揺れていて泣いた
11.JOY
ツアー前半の方、まだステージ暗転してるのにひとりでうねうね踊り始めてたのがツボでプリズム終わったら即オペラグラス準備してた
JOYのイントロってなんでこんなに聞くたびにきゃっ♡ってなるんですかね
次はJOYって分かっててもなるんですよ、きゃっ♡って。
声が出せない、満席じゃない、だからこそより強いパワーとグルーヴを感じてわたしいまYUKIさんのライブにいる!って実感したしYUKIライブなう!!って心の中でツイートした
ライブって心と心のコミュニケーションだ。
12.STARMANN
照明が四方八方にシュッと伸びててその真ん中で湯婆婆みたいにマントに隠れてるのラスボス感あった
スタンドマイクからマイクはずしてぐいんて後ろに置く
間奏でホーン隊の音に合わせてくるくる踊るの見てドープアウト思い出した
歌に恋をした女の子の歌であるSTARMANNがここではghostに恋をした女の子の歌として化ける
あのマントの中にたくさんのghostたちと隠れてるように見えた
最後、真夜中の電話が歌いだすRing Ring Ringが次のMCの場面に続いてるのよくできてる
MC
空港にいる音がする(福岡②で音響トラブルでこの音が流れなくてひやひやした 福岡トラブル起きがち)
手荷物検査を通るが2回ともブザーがなり赤い照明がつく
ポケットのスマホにghostから電話がかかってくる
もしもし?どうして怒ってるの?
会場によっていろんな怒ってる理由を挙げる
もう行かなくちゃいけないの
どこかって?それはわたしにも分からないの
ghostに別れを告げてスマホを置き手荷物検査を通ると青い照明がつく
向かうはそう、ご・く・ら・くターミナル
13. ご・く・ら・く terminal
イナバウアーみたいに反って歌い始める
重低音すんごかった(慣れるまで大変だった泣)
拍手したりヘイ!ってするのもう1回したい!
アディオスアディオスでうしろのハシゴ登ってばいばい
わかる、こんな嘘みたいな曲でもちゃんと歌詞に想いがぎゅうぎゅうに詰まってるのわたしも好き
衣装チェンジ②
ずっと飛行機が飛んでいる音がする
部屋の奥、左にパン、右にチーズがある
左の小さい入口から荷物を抱えたいろんな大きさのYUKIが部屋に入って写真をとったり同じ動きをする 濃いピンクのハイネックのノースリーブ、薄いピンクのフリルスカート、赤いピンヒール チビYUKI3人香水かけられる 外からフォークを持った大きい手(ちゃんとYUKIさんの手)が入ってきて部屋にあるパンやチーズを食べる(奪われる)みんな一斉に右を見て次の大きい入口に入って飛んでいく
大きいYUKIが逆の大きい入口から入ってくる 荷物(理由や責任)は持ってない 窮屈そうに動く チビYUKIがでてきてびっくりする 狭い 立てない 部屋の中で身動きがとれなくなり無表情で横になる 飛行機が飛んでる音がする
これは次のSunday Serviceに対するフリで自由の中の不自由、不自由のなかの自由を表現してるとわたしは読みました!
14. Sunday Service
自由を勝ち取った、理由や責任を知らないYUKIさんが自由意志のもとドアを開けて飛び立つ(飛び立ってはいない)
降りてくる時むきむきポーズ💪で準備してたのにしなかったり、拍手のリズムが変わったりして困惑した時もあったわね
YUKIさん太鼓を叩き始める
口に手をぽんぽん当ててハワワワワーってしたりバチをクルクルまわしたりマイクスタンド持って歌ったりする
なんだかお祭りみたいであり祈りでもあった
ピンクのスカートがリボンになってるぽよんとした衣装
ちょっと前のYUKI NOTESでスタイリストのお友達がリボンをきれいに結んでくれた話思い出して泣きそうになった
明るいふわボブに白くてマルジェラみたいな先っちょのブーツ
この衣装で気づいたけどYUKIさんめっちゃ痩せてる!
去年おうち時間でいろいろやってる風だったもんな...
細いのに女性らしい丸みはちゃんと残してるのほんとすごい
15.チューインガム
YUKIさんタンバリンたたく
バンド紹介がちょうちょう楽しかった!
ジェントルゴーストGGって手でするやつとゴローさんが星屑サンセット〜雨は上がった〜って歌うの後半なくなっちゃった
YUKIさんが音に揺れたりホーン隊とわちゃってるの見るの最高だったし五十嵐さんと中野さんのコンビほんと好き
みんなでワイユーケイアイもした
紳士的なおばけちゃん達いつもYUKIさんの音楽を素敵に演奏してくれてありがとうございます
16.ベイビーベイビー
イントロのステップと衣装と音と、全てが完ぺきにマリアージュしてて見るたびに大好きが爆発してた
昭和のアイドルみたいな振り付けもかわいくてCOT野音で卒業歌った時を思い出した
どっかでPPPHした記憶がある
この曲には「JUDY AND MARYのYUKI」のghostを感じてしまう
17.ランデヴー
鳴いてる怪獣とワンダーラインがないいまここで全てをだしきる!カラダもってくれよ3倍界王拳だ!!!と思って千切れるくらい高く飛んだ
3曲の中で唯一ランデヴーは声出さないもんね、納得の選曲である
アウトロの最後ピタって終わる
ランデヴー好きだけどライブの度におこるPPPH論争嫌い
18.灯
はんはんはんは〜ん
オレンジの照明
ステージ上に赤く咲くYUKIさん
ランデヴーの後にこんな太い曲ばっちり歌えるのすごい
灯の光を背中に抱えたYUKIさんに向かってみんなで手を振るあの雰囲気、あったかくて懐かしくて、でもちょっと胸がチクリとして。
最後のはらはらとへ繋がるものを感じた
ジャンジャン✊ってするのも好きだった
この歌は私は誰だに似てるよね
私は誰だって言ったり呼んでいるのは誰だって言ったりやっぱりYUKIさんの意欲の根源って自己顕示欲なんだろうなって思うしそれがわたし達の希望となり更にそれが火種となってYUKIさんに還る、なんてステキな永久機関なの
もしかしてわたし達もYUKIさんのghostのひとりなのかもしれないね
ずっと思ってたんだけどYUKIさんに希望が有りますようにって有希と名付けたおじい様ちょうすごい
MC
下手側に立ちスタッフとウン!ってタイミングあわせてスマホをピポパってする
ghostと電話がつながる
もしもしまだ見えてる?もう少ししか見えないや
大事なことを思い出したんだ
故郷の山々やきらきら光る水面(水面にキラキラ太陽の子供達)
わたし達一緒に見てきたんだよ
涙ってうれしい時にもでてくるって教えてくれたのはあなただったよね
さよならは言わないよ
19.はらはらと
みんな真ん中のステージに大集合
ghostたちの椅子も並べてある
ゴローさんいっぱい楽器使ってて多忙
紙吹雪がちらちらと舞う
曲の終わりと同時に緞帳が閉まる
My lovely ghost→はらはらとの流れってうれしくって抱きあうよの逆、つまりThe Presentと同じ、夜がくる→朝がくるみたい(アンコール除いて)
お察しの通りTerminalでわたしが1番好きなこの曲
聞くたびに「まったく不器用で上手くならない靴紐の結び目にする願い事」をまさに毎朝していた自分の中でいちばん暗い14才のわたしのghostがでてきてちょっと辛かったりもする
今までYUKIさんのghostたちをなぞってたのに最後の最後の最後にわたしのghost呼び出しちゃうんだもんな、ずるいよ
そんな14才のわたしのghostとYUKIさんに待ち望んだ今を生きてるかいなんて言われたらもうダメ、誰よりもあまのじゃくなはずのわたしの中の小さな女の子はオフビートで髪を結えなくなっちゃうよ
過去と今と未来を繋ぐまさにTerminalなこの曲にみんな何を思い何を願ったんだろう
わたしは美しくてきれいな涙を流したいな
今日とghostたちへお別れをしたあの瞬間はYUKIさんとわたし達の明日への出発点となった
カーテンコール
袖からメンバーがでてきて拍手してはけるの流れが2回
最後YUKIさんだけでてきて生声挨拶
YUKIさんはあれこれ1から10まで言わない人だから(そこが好き)ファイナル公演で24公演無事に終えることができましたって聞いたときは嗚咽がでるほど泣いた
最後、紙吹雪がキラキラとまわりに散らばったステージと椅子に座ったたくさんのYUKIさんのghostたちと共に私は幸せ者です、と言う
この光景こそが Terminal Gの肝でハイライト、そして終着点(Terminal)だったと思う
※待ち望んだ今を生きてるかい?と問うghostたちへのアンサーでもあったのかもしれない
ツアー中盤で私は幸せですって言うようになって、東京で幸せ者ですに変わって、ツアーを通してそこに到着したという過程がね、すごい
終演後、Bob MarleyのNo Woman, No Cry(泣かない女はいない)が流れる
まとめ✌️
このご時世だからこその一方的に圧倒的なライブ、意思と思考と感情を最高に揺さぶられました。
人と人をつなげるターミナルになって欲しいと言ってたTerminalの他12曲ができあがった後にキラキラしたものが足りないからと最後につくったMy lovely ghostをここまで徹底してライブに落とし込み、自分とghostをつなげるターミナルとして展開し過去の曲たちにも更なる奥行きをつける。
すごすぎない???????
アルバムとアルバムツアーで違う顔を見せてくれる、YUKIさんのことが大好きな理由のひとつです。
2012年以降の活動を見るとFlyin' HighとDope Outでは10年間で築いた「YUKI」像の破壊と再構築、Blink Blinkでは函館時代の根元への帰還、trance/formeでは決意と覚悟と心のたくましさを魅せつけられ、それらを繋ぎ20周年へと向かうTerminal G、YUKIから有希へ、有希からYUKIへ、徹底的に対自分であり続けたYUKIさんがこの9年間で魅せてきたもの全部、全部繋がってました。
やっぱりすごすぎない???????
YUKIさんの音楽はYUKIさんの哲学に基づくものだから、そこに嘘も矛盾もなく繋がってて当たり前なのかもしれないけど散りばめた空白の感じ方を受取手に委ねて気づかせてくれる、これもYUKIさんのことが大好きな理由のひとつです。
最初はYUKIさんの圧倒的な光に惹かれてのにいつしかその放つ光が強いほど足元に落ちた影が色濃く見えてくるようになって。でもYUKIさんはそれらghostのことを決して否定しない。わたしがYUKI沼にハマった最大の理由です。(SOTのテーマである光と影なんてまさにれ)
それを再確認したツアーでした。よかった。
セトリが19曲なのも19周年を意識したものだと思うしドープアウト以降予定調和は嫌だからとなくなったアンコールもここにきて更に活きてきたなと感じました。
ちょう個人的な話になりますが、1回だけわざと着席指定先を一般でとってメモをとりつつ考えることに集中する回を設けたのがすごくよかったのでこれから先もアルバムツアーでは継続していきたいなと思ってます。
最後にTerminal GのGとは何だったのか。
ツアー初日、厚木でYUKIさんは最後まで見れば分かるよと言っていましたがズバリ、GhostのGだと思います。
うーん、大胆予想。
ではなぜGhostと明記せず頭文字だけにしたのか、屁理屈を述べてゆきます。いくわよ。
①YUKIさんはライブに来て五感フルで感じてほしいと言っていた。
今回のライブはとてもコンセプチュアル(やっぱり言いたい)でシアトリカル(とにかく言いたい)な仕上がりになっていて特にYUKIさんの一人芝居。これはきっと見た人全員が思考を刺激されたはずです。その為の余白のひとつだと思います。
②単純にghost(幽霊)はほとんどの人にとってハッキリ見えるものではないし存在も不確かである。
少なくとも私は見たことがありません。
YUKIさんの寝室はよくラップ音がするらしいです。
③英語って発音しない文字があるじゃないですか。knight(ナイト)のkとかhongkong(香港)のgとか、いわゆる黙字、サイレントレターってやつです。あなたを想うもうひとつの影、見えるけど本当はそこにはいない存在、それを文字で表現するとGだけになった。ライブの前から考えててもしかしてGってついてるけど読まないんじゃないかなって思ってたけどそこまではなかったです。オタクだからつい深読みし過ぎちゃいます。気持ち悪いですね。
改めてghostの意味をぐぐってみると幽霊の他にも魂とありました。
過去の自分の魂(ghost)との対話、もう会えない人(ghost)との再会の場所、飛べない空に誘うトラベリン、都合良く現れたタイムマシーンにだって乗れちゃう。
それがTerminal G。
補足ですが2021年のYUKIさんのテーマとして掲げられた「FREE SPIRIT=自由精神」について。
自由精神とはつまり自由な精神のことなんですけど、自由精神は哲学者のニーチェが提唱した言葉であり、下記、わたしの語彙では説明がとてもとても困難なので堂々のWikipedia引用となります。
自由精神(じゆうせいしん)とは、哲学用語の一つ。これはフリードリヒ・ニーチェによって提唱された言葉であり、「人間的な、あまりに人間的な」で述べられていた。自由精神というのは簡潔に言えば自分自身を確実に所有するに至った自由になった精神ということである。
ニーチェは自己を回顧して、病気や孤立などの只中にいる時に上機嫌を保つために、友達がいないことの補償として、自由精神という勇敢な仲間の幻と共に喋ったり笑ったりして過ごしていたとのこと。このことからニーチェは何者にもとらわれない漂泊者として、自らの影のみを友として自由な会話を重ね続けることで、既存の権威や偏見などというものは低劣な人間の欲望に過ぎないということを見抜いていき、これらからの解放を成し得ることができた。ここから自由精神というものの立場が成立した。こうした自由な見地に立つためには、人間は孤高の寂寥に耐え抜くということを覚悟しなければならない。そこは安易な生ではなく、因習に囚われている自己を超克して本来の自己へと帰還していくという困難極まる道である。そこでは世間からの不敬や非難というのは常例であり、賞賛というのは少しも期待することはできない。そして他人から賞賛されているうちは他人の軌道に乗っているに過ぎないと常に信じるべきであるとニーチェは言った。
「自由精神」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
最初更新日時 2017年4月5日(土)
なかなかのTerminal Gだし今までYUKIさんが音楽を通して教えてくれた人生訓も垣間見えますね?!
ブリンクブリンクのパンフレットにもTerminal Gに繋がるエッセイがちょこちょこ載ってるので収納の奥からひっぱり出す価値ありです。ちなみにわたしは勝手にこのツアーを逆まばたき、逆ブリンクブリンクとひっそり呼んでいました。
深い(重い)と定評のあるわたしのYUKIさんへの愛をここまで読んでいただきありがとうございました。
みなさんのたどり着いたTerminal Gについての記憶、ぜひ聞かせて下さい。
ではまた来年の20周年で。良いお年を!
アディオス アディオス〜