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人に与える影響より与えられる影響を知る

人の行動や考え方の全ては人からの影響を受けている、と理解することが人生を左右すると思っています。
自分自身の全てが、何かの影響でできていることを知っているでしょうか?
どんなに影響力のある人でさえ、何にも影響されずに生きている人はこの世に存在していません。
食べ物の好み、仕事、ファッション、考え方や価値観、物の見方まで、多くの人は環境的概念(環境の影響)で出来上がっています。
この事実は覆ることがありません。
どんな人も100%のオリジナルは存在しないのです。

よく聞く「影響を与えられた」という言葉のイメージ

どんな人も平等に影響を受けているのに、その与えられている影響の重要性を理解している人は意外と少ないと感じています。
影響を与える、という言葉には何か直接行動に繋がるようなものを影響と勘違いしたりしていることも多々ありますね。

例えば、【先輩が突然会社を辞めて英語を学ぶために海外に行ってしまった】みたいなものを「影響を与えられた」「自分も何かやらなきゃ!」など、影響のわかりやすいイメージを持っています。
影響という言葉にも概念が存在しています。

日常の全てが影響でできていると思いませんか?

窓からチラリと見えた歩いている人のファッションだったり、TVから聞こえた誰かの言葉だったり。
その通り過ぎてしまうような小さなひとコマから影響を受けていると認識している人が少ないのです。

小さな影響に意識を持たないことは、ソース元もわからず、尊重も生まれません。

その結果
良いことは自分が与えた影響
悪いことは与えた人の問題
ついそんなふうに考えてしまうのです。

素敵なものを真似た時『それは自分のセンスだ』と思ったり
素晴らしい考え方に出会った時『自分もそう思っていた』と言ったり
尊敬すべき行動を見た時『自分もきっとそうする』と思ったり。

そう思う人は、その真似たい素敵なものからいつも遠ざかってしまうのです。
良い影響も悪い影響も、等しく自分に与えられたものと考えられる人は、とても謙虚で前向きな精神を持っています。
ポジティブとは本来そういう状態のことを言うのではないでしょうか。

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