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やんごとなき人々

 大河ドラマの『光る君へ』が話題である。
 「紫式部」がヒロインということで、『あさきゆめみし』世代はどうドラマの中で『源氏物語』が描かれるのかドキドキであった。
 3話まで観たが、なるほど『源氏物語』のオマージュが色んなところに散りばめられている。これは「紫式部」の体験をオマージュして『源氏物語』を創作するという設定なのだろうか。
 一気に平安の時代劇が身近に感じられる。(少女漫画大河といわれているが)

 早速1話から紫の君の出会いシーンのオマージュ。これはもう一度『あさきゆめみし』を読まねばなるまい。Kindleで一括購入せねば乗り遅れてしまう。

 話は変わるが、昔の人は【本音と建前】をうまく使うなあと関心しきり。
 言葉や和歌に込められた【本音と建前】を、きちんと理解している。
 かくいう「まひろ」も聡明で賢い女子のため、父親の言葉の端々から本音を読み取る。(ただ空気は読めないらしい)
 帝と右大臣の会話も、ヒリヒリするような【本音と建前】の応酬だ。

 そう言えば、「京都の人の言葉はそのまま受け取らないほうがいい」と言われている。
 これも都があそこにあったから、やんごとなき人々より受け継がれている文化なのだろう。

 日曜日の夜がまた楽しみになってきた。
 苦手だった古典を今一度勉強がてら、ドラマを楽しもうと思う。



 

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