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忘年会の断り方と、断った結果…(送った文章も掲載)

そろそろ年末。
忘年会のお誘いもありますよね。

でも、「なんだか気が乗らない」「行きたくない」ってこともあるのが事実。
だって、にんげんだもの。

私も、つい最近、そんなことがあったのですが、思い切ってお断りさせて頂きました。

  • どんな断り方をしたのか?

  • その結果、どうなったのか?

私の体験をシェアします。


尊敬する先輩から、忘年会のお誘いが…!

先日、先輩コンサルタントのFさんから、以下のようなお誘いを頂戴しました。

大林さん 

いつもありがとうございます! 

またしてもお誘いなのですが(日時)に、(都内のキラキラしたお店)にて忘年会を行います。

つきましては、無料でご招待をさせていただきたい次第なのですが、
ご都合いかがでしょうか!?

(以下、実際の文面)

Fさんは、1人で年間5億円くらい稼いでいる、超凄腕コンサルタント。
私も、起業当初からお世話になっており、足を向けて寝られない御方です。

正直、この忘年会に行くべきかどうか、すごく悩みました。

  • 尊敬する先輩から、せっかくお誘い頂いた

  • 断ったら”さめたやつ”とか思われちゃうかな…

  • 素敵なお店で、上質なサービスを受けると、自分のレベルも上がるって言うし…

  • もしかしたら、仕事につながる出会いもあるかもしれないし…

でも、正直なところ私は、キラキラした社交の場が得意ではないのです。
なんだか気後れしてしまい、場の雰囲気に馴染めないのです。

OKしてしまうと、その日が近づくに連れて、徐々に気が重くなっていくのは、これまでの経験上明らか。
そんな気持ちを抱えたまま、日々の仕事や家族に向き合うのは、とても申し訳ない…。

そう感じ、思い切ってお断りすることにしました。

以下、お断りの文面です。

お誘いいただき、ありがとうございます!
尊敬するFさんにお声がけいただき、とても嬉しいです^_^

ただ、大変申し訳ないのですが、今回のお誘いは辞退させて頂ければと思います。

私はどうも、華やかな会場が得意ではないようで、気後れしてしまう節があります。
また、夜は家族の時間を大切にしたいので、せっかくのお誘いなのに恐縮なのですが、ご理解頂ければ幸甚です。

(中略)

もちろん、今後もFさんを応援したい気持ちは変わりませんので、また機会がありましたら、ぜひ協力させてください!

そして、もしFさんのお時間が許すのであれば、いつかFさんと2人でランチさせて頂けますと感無量です!

忘年会の盛会を願っております^_^

(以下、実際の文面)

このメッセージを送った後、すごく緊張しました。

Fさんの気分を害してしまうだろうか…

そんなモヤモヤした気持ちでいたら、Fさんから返信があったのです。

それが、こちら↓

ご丁寧にありがとうございます!!!

そして、さようでございましたかー!背景承知いたしました^_^

全くお気になさらないでください^_^

こちらこそ!お昼ランチぜひぜひです!!

(以下、実際の文面)

Fさん、寛大なご対応、本当にありがとうございます!!!

私の心配など、まったくの杞憂でした。笑

断り方の最重要ポイントは、「嘘偽りのない理由」

今回の件で、あらためて学んだこと。

それは、当たり前と言えば当たり前ですが、「正直に断ったほうがいい」ということでした。

「仕事の予定があります」とか、言おうと思えばいくらでも嘘の理由を作り出すことはできます。

しかし、一度でも嘘をつくと、そのウソを取り繕うために別のウソをつく必要が出てきたりしますよね。

その忘年会当日、仕事と言っていたのに、家族と出かけた写真をFacebookにアップしてお相手の耳に入ってトラブルになったり、なんてこともあるかもしれません…。

宗教改革で有名なルターも、こんなことを言っています。

嘘は雪玉のようなもの。
永い間ころがせばころがすほど、大きくなる。

マルティン・ルター

他にも、こんな断り方も

ちなみに私は、ありがたいことに、忘年会以外にもいろいろお誘い頂くことが多いのですが、正直、「まったく興味がわかないわ…」というお誘いもあります。

そんな時に「まったく興味がわきません」だとストレートすぎるので、以下のようなお断りを送ったこともあります。

ご案内ありがとうございます^^
素敵なセミナーですね。

お誘い頂いたところ恐縮ですが、今は違うところに興味の熱があるので、またの機会にご縁があればと思いますm(_ _)m

お断りの例文①

「今は違うところに興味の熱がある」
うん、これなら、正直な理由であり、かつ柔くなってる感じがしませんか?

他にも、家族の予定を優先したいので、以下のようなお断りを送ったことも。

お誘いいただき、本当にありがとうございます!
ただ、申し訳ないのですが、その日は次男の園で夏祭りがあるのです。

コロナ明けということもあり、次男もとても楽しみにしており、私も参加したいと思っておりますため、恐れ入りますが、またの機会にご縁があればと思いますm(_ _)m

お断りの例文②

どれも、嘘偽りない理由を伝えたので、私自身も、気持ちがスッキリしていられました。

自分を守るための嘘に苦しめられる

人間は、自分を守るために嘘をつきます。

例えば、先ほどの私の例で言えば、
「断ったら”さめたやつ”とか思われちゃうかな」=「いい人だと思われたい、嫌われたくない」
という気持ちが、心の奥底にあるわけです。

でも、嘘をついても、絶対に騙せない人が、たった1人います。
それは、自分自身です。

自分がついた嘘は、仮に世間にバレなくても、自分だけは嘘だと知っています。
そのモヤモヤ感は、いつまでも自分を苦しめます。

自分を守るための嘘だったのに、結局それは、人からの信用を失い、自分も後悔に苛まれることになります。

ちなみに、以下のように「嘘は脳や健康に悪い」という研究結果も出ているそうです。

自分の秘密について考えるよう指示された人は「心拍数が増し、心拍出量が減り、全末梢血管抵抗が強まる(つまり、心臓が普段ほど効率的に働かなくなる)」ことがわかった。

「秘密は、それについて考えるだけで、ストレス反応と同じような生理学的反応を引き起します」

コロンビア大学ビジネススクールのマイケル・スレピアン准教授(行動科学)

仏教にも、「不妄語戒(ふもうごかい)」という言葉があります。
これは、「嘘をついてはいけない」という意味です。

嘘をつくのは、自分にも相手にもプラスにならない。
お互いの心を苦しめるから、嘘をついてはいけない。

結局、正直であることが、自分を守る(自分らしくある)一番大事なことなんだ、と、あらためて気づきました。

まとめ:100%のYes!じゃなければ、Noでいい

私たちには、寿命があります。
与えられた命には、限りがあります。

つまり、「時間=命」と言っても過言ではありません。

この大切な時間(命)を、誠実に生きていたい。
今回の経験で、あらためてそう感じました。

中途半端にYesを言うのは、お相手にも失礼です。
好きでもないのにYesと言ってデートしているような…そんな不誠実な気がしています。(私はそんなにモテませんけどね笑)

ある意味、きとんとNoを言えるのは、自分の本心にYesということ、なのかもしれませんね。

忘年会に限らず、いろいろなお誘いがありますが、お互いの命を大事にする意味でも、100%のYes!じゃなければ、Noでいい。

そう感じた次第です。

さて、気持ちを書き出してスッキリしたので、パソコン閉じて、大好きな本読みます。

そして、大切な気づきを与えてくれたFさんに、心からの感謝を。


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