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中国ビジネスウォッチ

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中国はまだよく分からない、中国ビジネスに本格的に取り組めない…… そういうビジネスパーソンのために、厳選した中国ビジネス情報をお届けします。中国事業相談→https://plu… もっと読む
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2020年2月の記事一覧

中国プラットフォームデータまとめ

インターネット関連調査機関の艾瑞(iResearch)は、2020年1月の「60の主流情報流広告プラットフ…

2020年のインバウンド、新型肺炎で大きなつまずき、中国人訪日客1000万人は達成困難?

中国は新型肺炎の防疫を理由に、1月27日以降の海外旅行を中止した。2019年、中国人訪日客は959…

アリババ、家具の新零售を主導するも、仕掛けに比べ物流には弱点、スタートアップに活…

中国の家具業界にスタートアップが現れた。物流にフォーカスし、業績を上げている。中国は日本…

新型肺炎特集⑨ 中国ショートビデオ(短視頻)アプリ、広告、教育、テレワーク等で存…

新型肺炎の防疫体制下、人々の生活はさまざまな制約を受けた。その一方、テレワーク、在宅学習…

新型肺炎特集⑧ 武漢の防疫体制は、無人オペレーションの壮大な実験場に、テクノロジ…

新型肺炎の防疫体制は、市民生活を大きく制約している。その一方、各方面に強力なイノベーショ…

新型肺炎特集⑦ バイドゥ(百度)の戦い、基金、アプリ、AIプラットフォームで防疫体…

2020年1月末、バイドゥ(百度)は新型肺炎対策として3億元(47億円)を拠出し、基金を設立し…

新型肺炎特集⑥ 生鮮電商大ブレイク、取引件数309%、中国小売業界の視界を大きく変える?

新型肺炎の防疫体制下、ネット通販、フードデリバリーと並ぶ、市民のライフラインとなったのが“生鮮電商”である。ここ数年で急速に発展し2019年の売上規模は3225億元(5兆500億円)、前年比49.4%増だった。しかし、大半の企業は採算ラインに達していないという。新型肺炎は、業界の神風となったのだろうか。 生鮮電商業界の概観 まず生鮮電商業界を概観してみよう。3234遊戯網というサイトの、生鮮電商アプリダウンロードランキング(2020年1月)である。順位と短評は以下の通り。

新型肺炎特集⑤ 京東の戦い、武漢への無料輸送や無人配送、物流イノベーションの契機…

中国経済は、新型肺炎との戦い(抗撃疫情)で混乱に陥っている。人々はネット通販を使って生活…

新型肺炎特集④ 日系企業も活躍、「富士フィルム」医療事業部、技術力と対応能力で防…

中国ネットメディアには、新型肺炎に対する戦い“抗撃疫情”という見出しが躍っている。目立つ…

新型肺炎特集③ 観光業界は大混乱、「携程」オペレーターは残業13時間、今後半年間は…

中国ネットメディアでは、新型肺炎の中国経済に与えるダメージについて、さまざまに論じられて…

新型肺炎特集② 防疫体制下の市民生活を支えるフードデリバリー2強、美団、餓了蘑はラ…

新型肺炎は、現実にどのような影響を与えているのだろうか。今回はもう少し市民生活にフォーカ…

新型肺炎特集① 次々と対策を打ち出すIT巨頭、2003年SARS事件の教訓生かす?

新型肺炎の患者がSARSを超えた。感染症の専門家によれば、ウイルスの目的は、宿主を破滅させる…

中国ホテル業界、SARSどころではない大損害、影響は1年続く?スタートアップにはチャ…

夢のある組立て型「球体」ホテルを開発したスタートアップが紹介された。しかしそれは観光業を…

ステップアップした中国の環境保護政策だが、掛け声倒れ?スタートアップによるAI化に期待

中国の環境スタートアップが、世界初の環境に特化した監視プラットフォームを立ち上げた。環境の自然再生のため、AIにより環境情報を観測・分析するという。その前にまず中国の環境政策から見ていこう。 中国の環境問題に世界の耳目が集中したのは、2012年の冬に始まったPM2.5騒動である。次は2014年11月、国際会議のため強引に青空を演出した、北京のAPECブルーだった。それ以来大きな話題を提供することはなくなり、比較的落ち着いたように見える。 2019年末、生態環境部の研究主任