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【シード調達のリアル】プリペイドカード型福利厚生サービス『miive』に投資支援させて頂きました。 - Finance by Genesia. -

プリペイドカード型福利厚生サービスを手掛ける『miive』への投資支援について、この度、プレスリリースさせて頂くことができました。とても嬉しいですし、さらなる気合いが入りますね。

【ニュースリンク先】

■miiveからのプレスリリース

リモートワークにも対応した、プリペイドカード型の福利厚生サービスを提供する「miive(ミーブ)」がサイバーエージェント・キャピタル、ジェネシア・ベンチャーズを引受先とする資金調達を実施

■ジェネシアからのプレスリリース

リモートワークにも対応した、プリペイドカード型の福利厚生サービスを提供する「miive(ミーブ)」に出資

■Tech Crunchさん

「柔軟な働き方は福利厚生をセットにして初めて成功する」プリペイドカード型福利厚生のmiiveが5000万円調達 | TechCrunch Japan 

(TCさんにはプロダクトについても非常に丁寧に取り上げて頂きました!)


ファウンダーの栗田さんとは、YJキャピタルの大久保さん(ホントにありがとうございます!)にご紹介いただきました。

意思決定プロセスを進めていた当時のカレンダーを振り返ると、2020年7月13日に「初めまして」の挨拶をさせて頂いてから、17日にパートナーの田島さんとの打合せ、21日に他のジェネシア・メンバーとのディスカッションを経て、同日夜に食事をご一緒させて頂いてコミットメントの正式オファー、という流れで進めることができました。

オファーを出した翌日がCACさんの投資委員会だったということもあり、食事後に「明日は頑張ってねー」と言いながら、握手をしてその日は別れた記憶があります。

ジェネシアの投資の意思決定としても、それなりのスピード感を持って進めることができたケースでしたが、この背景として、

①リモートワークの急速な社会的浸透という不可逆なトレンド

②ハード・ソフトの両面で硬直的な運用に終始している福利厚生領域で柔軟な運用を可能とする発明に富んだプロダクトアイディア

③(福利厚生のあるべき姿を先入観無しでリデザインできる)直感的な感性と(制度も単純ではない領域での事業推進に必要な)緻密な仮説構築力を併せ持つ栗田さんという若きファウンダー

の、マーケット・ソリューション・経営チームの3点が、ぴたりとハマっていたことに加えて、栗田さん自身の事業に賭ける熱い思いが後押しとなりました。

ファウンダーの栗田さんは、福利厚生が充実した企業での勤務経験があるわけでは全くありません。それにもかかわらず、彼のピッチにあるマクロトレンドの洞察と企業の抱える課題感を踏まえたソリューションアイディアは、高い利便性を訴求できるものであったことに加えて、福利厚生領域における事業着想を得てからわずか1カ月半でゼロベースから事業案を練り上げてきたこと自体に、将来へのさらなる成長可能性がほとばしっていました。


福利厚生というテーマについては、栗田さんとお会いする以前から、田島さんや起業家の友人と領域的なポテンシャルの高さについてディスカッションをすることが多く、アンテナを立てていたところでもありました。

水谷自身、前職の住友商事に在職していたときには、かなり恵まれた福利厚生制度を享受できる職場環境にありました。年間の福利厚生費を従業員数で割ると、なんと197.8万円!(=2020年3月期の同社福利厚生費 約103億円÷単体従業員数5,207名)、月額16.5万円が各従業員に福利厚生として還元されている計算になります。

寮、社員食堂、懇親会費用手当て、各種サービスの割引パッケージや旅行費用手当てなど、豊富な福利厚生のコンテンツが用意をされていました。

その一方で、申請手続きやシステムが煩雑で、日常的に使いこなすというレベルではとても運用できないコンテンツも少なからずあり、、飲み会がかさんで節約志向が高まったときに、会社の福利厚生を使い倒そう!と意気込んでも全然使いこなせないという経験を、個人として何度か繰り返していました。

これだけの巨費が投じられていながら、従業員による運用が満足になされていないことを肌感として理解できていたことも、議論をスムーズに進める上で役に立ったかもしれません。

また、企業側に視点を移すと、福利厚生は、従業員への使徒を限定した経済的便益の供与を通じて、企業が最終的にメリットを享受するための対内投資活動と捉えることができます。

このメリットとは具体的に、①採用力強化や従業員の健康向上、強い組織の構築支援を通じた企業活動の生産性向上、及び、②①に不可欠な費用として損金算入可能であること、の2点です。

企業が競争力を強化するに当たって、福利厚生をフル活用することは今後一層重要な経営の選択肢となっていきますが、miiveは福利厚生運用のデファクトとなる基幹サービスになるポテンシャルを持っています。

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企業ポイントと個人のリアルマネーを二元管理しながら運用するという、ありそうでなかったアイディアを備えたプロダクトが今年の春にようやくリリースとなります。

栗田さんとご一緒してから半年近くになりますが、難易度の低くないプロダクトの開発を主導されながら、企業へのヒアリングを重ね、プロダクトの目指す世界観を深めてきました。ステルスながらも既に引き合いも多くもらっており、これからますます面白くなってくるフェーズです!

ということで、勤務先でのmiiveの導入や、miiveで働くことに興味を持たれた方は、こちらの問い合わせページに、どしどしご連絡を頂けると嬉しいです!とても可愛いセーターを着た栗田さんが優しく迎えてくれるかと思います。ただ、ちょっと緊張しがちなところもあるので、少したどたどしいところもあるかもしれません。笑


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