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欲しいときに手に入るように。

お隣りの大任町の情報公開条例、昨年から、ときどきニュースになっています。

お隣りのことは、お隣りの中で、どうするかを決定したらいいと思ってます。提案者(町長)も、決定者(議会)も、それを誰にするのかを決めているのは住民のなのですから。

こういうニュースにふれると、以前の添田町を思い出します。
議員になった頃(16年前)、添田町の情報公開は決して進んでいるわけではありませんでした。

  1. 情報公開のコピー代(手数料)が1枚300円
    ⇒ 現在は、1枚10円

  2. 情報公開条例の「運用状況」の報告もなし
    ⇒ 現在は、広報にて年に一度、報告あり。

  3. 町長交際費の開示はなし。決算審査では、「見せられません」と答弁
    ⇒ 現在は、ホームページで開示。予算金額も800万円から70万円(R4)に。決算審査で開示を求めた翌年から、約半額になったのには驚いた。

  4. 入札結果情報の公開請求したが、一度は、「非開示」の結果に。のちほど、「開示」となった。
    ⇒ 現在は、ホームページで開示中。工事発注予定も掲載されています。

  5. 開示請求者に制限があった。
    ⇒ 現在は、誰でも可能です。

4の入札結果の公表が「非開示」だったときには、
非開示の決定通知書を持って役場へ行き、
「本当にコレ(非開示)でいいんですか!?審査会への不服申し立てや最後までやりますよ!!もう一度、考えてください。変わらないなら、変わらないで結構ですので。」と言って、通知書を突き返しました。
結果、「開示」の決定通知書が届いたんですけどね。
今思えば、面倒なヤツが議員になったと思われたやろうなと思います。

その他にも情報公開を進めるための取り組みをやってきましたが、その目的は、「町の情報は町のものである」という考えに基づくものです。
町とは、行政だけでなく、住民を含め一緒にまちづくりをやっていこうとするみなさんです。
共働(協働)や共創のまちづくりが言われますが、その前提として「共有」があり、「共感」がなければなりません。
「共有」のためにも、町の情報が、欲しいときに手に入る状態になっていたらいいなと思います。水を欲しいときに、蛇口をひねると出るように。
今は、インターネット上に情報を開示することができるので、情報の蓄積もできます。
「みんなでまちづくり」を合言葉にまちづくりを進める添田町、行政の方からもっと自己開示して、更に情報公開を進めたいですね。

こうありたいというオモイをコトバにしてたら、カタチになります。
コトバにし、言い続けることが大事だろうと思います。

https://www.city.saga.lg.jp/site_files/file/usefiles/downloads/s32936_20120724050041.pdf

「共有-共感-共働-共創」と言えば加留部さん。ググったら、10年前の資料が出てきました。加留部さん、若いっ(笑)

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