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議会力=色んな制度×議員力。

1月28日、兵庫県西脇市議会の林晴信さん(議長)を講師に招き、添田町の議員研修会を行いました。
本来はリアル開催を予定していたのですが、新型コロナのまんぼう中ということで、オンラインでの開催となりました。
しかも、私も同居家族の発熱のため、念のためということで、自宅からのリモート参加。。。

外部講師を招いての勉強会は、3回目となります。
記念すべき第1回(2020年度)は加留部貴行さん(対話の研修)、第2回(2020年度)は廣瀬克哉さん(議会改革)。
今年度も2講座の開催を提案しましたが、(昨春の)全員協議会での審議の結果、1講座の開催となりました。

林さんとの最初の出会いは、大阪での議会事務局研究会のイベント(2018年)です。
その後、フェイスブックでもお友達になり、付き合いをさせていただいております。
2019年には、広報委員会で西脇市議会を視察したこともあります。その他、オンライン勉強会でご一緒することも。
外へ研修に行った結果、添田町議会の研修に結びつけることができ、行ってよかったなとしみじみと思うところです。

林さんの話の中で、今回、特に印象に残ったのが「議会力=色んな制度×議員力」。
「×」がミソで、どちらかが「ゼロ」だと議会力はゼロになってしまうと。
何事も「かけ算」が大事だと改めて思いました。
いかにして住民に皆さんの役に立つ(福祉の増進に寄与する)か、そのためにも議会力を高めていく必要があります。

今回の研修会も提案によって実施できるようになりましたが、本来であれば、議会として「研修を行う制度」があり、自律的に行うようになればと思います。
来年度(2022年度)の研修会の実施も提案によって、実施予定とはなりました。が、提案する者がいなくなると、どうなるのでしょう。
実施の可否も「7-5(議長は採決に加わらず)」と危ういところ。予算も当初予算ではなく、補正予算で組もうということになった(議長裁決)ので、改選後の議会の判断に委ねられました。
研修会を行うことを制度化しないと、研修会が継続しないでしょうし、議員力のアップにもつながらないのではと危惧します。
研修会だけではありませんが、そうした制度がまだまだ添田町議会には足りません。

制度を体系的にまとめるためにも、「議会基本条例」の制定が必要です。「西脇市議会の議会改革も基本条例の制定がスタートだった」と林さんも述べていました。
添田町議会でも今期での議会基本条例の制定をと目論んでいましたが、「今期ではやらない」(3期目)となりました。残念ではありますが、議会として決定したこと。致し方がありません。次期の議会に期待です。

「かけ算」は、加留部さんの対話の研修のときにも出てきました。
「対話=聴く×話す」。対話が最大化されるのは、「5:5」のときだと。
議会力や対話にかぎらず、「かけ算」の思考って大事だなと何となく気付かされた感じです。
添田町は協働(共働)進めるため「みんなでまちづくり」を合言葉に、まちづくりを進めようとしていますが、ここでも「かけ算」が必要だなと思います。
「たし算」ではなく、「かけ算」。「行政×住民」もちょっと違う気がしていて、「協働(共働)の仕組み×地域力」みたいな感じかなー。行政と住民は相対するものではなく、一緒に添田町をつくっていくメンバーという感じになればと、ぼんやりと思っています。

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