見出し画像

「フレンチベースの小さなおもてなし12か月/上田淳子」ビブリオエッセー

《エッセー+レシピが心地よい》

12か月12のエッセーと、81のレシピ。
よくあるレシピのみ本は、クックパッド先生に負けてしまうかもしれない。しかも、クックパッド先生は、普通の人が先生で特別な材料は使わないし、同じメニューで作り方がさまざま出てきてピンと来たものを選べるからレシピのみ本よりも役に立ったりする。

エッセーがあり、普通の本仕様のこの本は、レシピを見るというよりも、著者の暮らしが想像しながら、料理の写真が立体に見えまるで香りもしてくる気になる。

ページをめくる度に、著者の暮らしと自分の暮らしがシンクロして、そこにある料理が、我が家流にちょっとの変身をおえて目の前に浮かび上がる。

そろそろ創造の世界から抜け出して、一品一品真似て学ばせてもらい我が家流にさせてもらおう。

「守破離」
守がちゃんとできていないのに、いきなり破をやってしまう人がいる‥‥と、落合陽一氏が言っていた。
守は大事。守をいっぱい積み重ねると、ある時ぱぁって世界が広がる地点がある。その時始めて破になり、離につながる。

レシピをじってみる。守破離の守をしっかり意識してやりたい。新しい気づきが隠されているはず。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?