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「じぶん経済圏/田口智隆著」ビブリオエッセー

《じぶん経済圏と他人経済圏の狭間で‥‥》

自分経済圏:自分で気づいた仕組みや体得した技能で収入を得る
他人経済圏:他人がつくった会社に雇われてサラリーを得る
(本書プロローグより)

最近実感したことがあります。
個人事業主は増やす経済、お勤めする人は減る経済。
個人事業主はゼロからお金を積み重ねていがなければならず、お勤めの人はお給料が1ヶ月でゼロに向かってマイナスにならないように使っていくという、真逆の経済なんだということ。

私は自分が前者で、相方が後者だから、家計は後者に守られているわけです。

ここに、個人事業主としての私と家計を回す主婦としての私のちいさな葛藤が生まれます。
例えばこの本一冊も、個人事業主としては投資だけれども、主婦としては消費で「図書館で借りれば?」となるわけです。

そんなたわいない葛藤は置いておいて、前者の自分で書いていきます。
読み始めて、自分の話かと思いました。
大学を卒業して就職をしなかった私は、自宅で小さな学習塾とピアノ教室、隣町の楽器店で音楽教室の講師をしていました。そして今は、パウンドケーキ屋をやっています。

この本を読んでわかったのは、大学卒業から40年近く、内容が変われども個人事業主でやってきたのに、全く成長していないのは、稼ぎ方が間違っていたのではなく、得たお金の回し方が全くなっていなかったのだということ。
全部浪費したとは思わないけれど、「宵越しの銭は持たない」的だったな、江戸っ子じゃなくどさんこなのにです。

自分の力で稼ぐのは任せて。それしかやったことのない私は、パートの面接に行くのも怖いのです。
ならば、稼いだ後を見直せばいい。といっても、すでにあるのが当たり前になった家計をひっくり返すのも難儀なことです。
そこで思いついたのが、本書にも出ているBACEでの販売を始め、ここの売り上げを別途管理することです。
自分経済圏内起業みたいな位置付けです。
BACEを足掛かりにオリジナルの通販事業確立を目指そう。

帯にある「ストレスなく稼ぐ。」は出来るのに、成長できなかったわけが今更にわかりました。わかったからには実践しないではいられない。
失われた40年と思うのはやめよう。
稼ぎ方の構築の40年と思えば、次のステップに進むだけなのだから。

*「じぶん経済圏」田口智隆著 を読んでのビブリオエッセー
《じぶん経済圏と他人経済圏の狭間で‥‥》


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