台湾旅行記【鍋博士臭臭鍋】中山区 臭豆腐ラム鍋 #15
気になっていたものの、なかなか決断出来なかった臭豆腐鍋。
こちらでは「臭臭鍋」(なんと読む?「くさくさなべ」と勝手に呼んでいるが)との表記。
各種チェーン店が至る所にある。
ニューウェーブものらしく、登場したのは1990年代らしい。
あっという間に台湾で増殖した人気者らしいのだ。
しかも、1人1鍋スタイルで¥600前後スタート!
飲み物とライス、アイスクリームまで食べ放題のシステムが定番なのは驚いた。
元祖の店は空いてるのだが、ちょい遠いのと、評価がいまいちなのでスルー。
一方で近場の高評価店は月曜日定休だったため、火曜日の今日早速開店と同時に入店。
鍋博士臭臭鍋~林森店
No. 565號, Linsen N Rd, Zhongshan District, Taipei City, 台湾
臭臭鍋、なぜ2度も文字を並べる。
そんなに臭いのか?
SNSで炎上するサイゼリヤより、デートに使いづらい名前ではなかろうか。
なんとも抵抗感がある。
そこまで店内は汚くもなく、むしろピカピカ。
11時オープン。
続々と老若男女、1人客もカップルも子連れもみんながやってくる。
親切そうに見えて、上段と下段の内容は同じなのだ。
オプション品や詳細ルールが全く分からない。
「臭臭」と表記のあるものは臭豆腐付き。
赤い丸で「蛋」と表記のあるものは生卵が付く。
店内飲食は1人1鍋ルール。
ライス、アイス、飲み物はご自由にとの表示。
小皿へ薬味を盛る。
酢や醤油、沙茶醤、ネギににんにくなど。
水と冬瓜糖茶だ!!!
自宅で作るよりも酸味強め、恐らくこれはクエン酸。
めちゃくちゃ美味い!!
しかも冷たい!!
こんなところでまさか出会えるとは。
参考になった。
原味豬鍋 150元(¥668)【★★★☆☆】
とりあえず火にかけてみる。
火が弱いとレビューにあったが、割とすぐ煮立った。
臭臭羊肉鍋 165元(¥735)【★★★★★】
臭ってきた!!!!
この臭いの感じはなかなかオリジナル!!
なるほどこれが臭豆腐なのか!
うーん、なんとも表現の難しい臭いだ。
ファーストコンタクトは「綺麗ではない謎のカオス臭」
ギリギリいけそうか??!!!
チーズ団子35元(¥156)【★★☆☆
☆】
中身はモッツァレラ風なチーズ。
鍋にはあまり合わなかった…。
これは悪い意味での工場感。
台湾はチーズがかなり高価でクオリティもいまいち。
それでは実食!!
おお!!めちゃくちゃ美味い!!!!!
臭豆腐は確かにクセはあるものの、綺麗ではない場所に近い臭み。
しかし、他の食べ物からの発散臭と混ざるとなぜか「これいけちゃうね」となる。
なるほど発酵食品マジック。
ラムは日本のものより脂少なめ。
そしてラムと臭豆腐のクセがビッタリ合い、神がかった旨味に昇華されている!!!
臭豆腐は小刻みにして、もろもろ具材と一緒に食べると素晴らしい旨味添加剤になる。
更に、ライスがめちゃくちゃ進む!!
薬味とタレで、かなり辛めに作ると一層美味くなる。
なるほど麻辣メニューも推しなのはこう言うことかと納得。
食べ進めるごとに様々な練り物が出てきて、驚いた。
海老餃子、カニカマ、練り物、大豆皮、はんぺん、オムレツ風のもの、など。
もはや肉無しでも良いのではとすら思う。
実際、肉なしの鍋もメニューにあった。
臭豆腐無しの豚鍋は八角やスパイスが香るものの、イマイチ旨味不足と感じてしまった。
ラムが美味いのか、臭豆腐が必須なのかはわからない。
帰り道に臭豆腐の屋台を初めて見かけて近寄ってみたが、かなり臭いがキツく結界を破ってまでの侵入ができなかった。
オリジナルはもっとヤバいやつなのかもしれない。
気にはなるが…。
他の有名チェーンも、次回食べ比べなければ。
低脂肪との表記がある。
プラスチック感はなく、食べあがりが軽い。
この辺が台湾の素晴らしいところ。
日本だったら植物油脂の水素添加トランス脂肪酸(プラスチック感の源)で安価に作るところだが、台湾では、そういった風味は一切感じない。
非常に健康的なラクトアイスという感じ。
唯一チョコレートチップの脂が気になるが、それほどでもない。
このメーカーのアイスを調べてみたところ、高級と特級があるらしい。
更には、22種のフレーバーが用意されているとのこと。
フレーバー:バニラ、ストロベリー、チョコレート、タロイモ、ピーナッツ、パイナップル、スイスチョコレート、ミントチョコレート、シャンパングレープ、小豆ミルク、マンゴー、青リンゴ、山芋、コーヒー、ゴマ、ミルクシャーベット、グアバ、パープルベリーヨーグルト、メロン、ドリアン、プリンレインボー、ラブフルーツ…22種類。
この店舗ではどうなのか分からないが、他では4種食べ放題の写真も見かけた。
これも含めて食べ比べてみたいと思う。
ライスもかなり美味しかった。
こちらでは、ライス用の紙皿が渡されたが、サイズがかなり小さめ。
台湾ではどんぶりサイズを見たことが無い。
これは、タイもそうだったが爆食バカ喰いをしない民族なのかと思った。
そんな中、4杯も食べてしまった…美味しいのが全部悪い。
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