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シェアリングカモノミー

noteのフォロワー様繋がりで、興味深い記事を見つけました。

これ、note界隈でも気を付けたほうがいい話だと思います。

私が気になるのが、Kindle出版に絡む手法もシェアリングカモノミーの間で横行しているのではないか?という点です。

前提として、私もKindle出版の手法自体は否定しません。ローコストという点はやはり魅力的でしょうしね。ただ、問題として「出版をお手伝いさせて下さい」と申し出る方々の経歴が、チェックしにくい…というのもまた事実だと思うのです。

※ちなみに、Kindle出版関係者で私が好意的な意見を寄せた方については、私もちゃんと経歴や文章力をチェックしています。
(出版社でのディレクション経験の有無や、日常の投稿からの文章力など)

元々、私自身が「他人を紹介・ディレクションすることには興味があるけれど、自分自身を売り込むのは苦手」というタイプなので、現在のところはあまり出版には乗り気ではないのですが。
それでもやはり「インフルエンサーの言葉=正しい」と信じる風潮は、何とかしたほうがいいのでは?と危惧しているのです。

少し前に、私が記事で引用した「FULL HOUSE」代表の方から、Twitter上でこのようなご回答をいただきました。

WELQの事件については、私も聞きかじった程度ですが、医療系の知識を持ち合わせていない人間がトンデモ記事を次々にアップしていた……というのは知っており、SEOの欠点をあぶり出した事件だとも思うのです。

Google側も努力してはいるのでしょうけれど、やはり現実としては松本氏の指摘にもあるように、記事の正確性が精査されていないのが現状でしょう。
恐らく、従来の紙媒体のディレクションの流れで言えば「校閲」に当たる作業が未熟であり、インフルエンサーが「SEO重視」に走った(その方が利益は出やすい)結果でもあると私は感じています。

まあ、「No.1」とか「検索上位」が何となく正当性を担保してくれそう!と感じるのは人として自然な心情なんですよ。
それは心理学などでも証明されていますし、「権威性」を持たせるという意味では、間違っている手法ではありません。

ただし。
それが本当に正しいかどうかを見抜く力は、日頃からの自分自身の鍛錬が物を言うのではないでしょうか。

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You Tubeでもnoteでも。
「PVやスキ、フォロワー数をこうすれば絶対に伸びる」=「利益が出やすい」というのは、本当によく見かけます。

ですが、それだけではやはり限界がありますし、やっていて辛くなってくるでしょう。
実際に、長期間続けている方でも一種の「SNS疲れ」を吐露する投稿を、最近はポツポツと見かけるようになりました。

また、SNS上での人気は必ずしも市場全体の評価ではないという点にも、注意するべきではないでしょうか。

自分がなぜnoteを続けているのか。

それを時々振り返ってみたほうが良いと、私も思います。

でないと、売上や「名誉欲」に駆られた人ほど、シェアリングカモノミーの美味しいターゲットとして認定されますよ?

ちなみに、SEOの問題点について引用させていただいた松本氏の記事や、私が触れた記事については、こちらからどうぞ。


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