現代新書のお遊び
少し前からXのライター界隈でも流行っていたらしく、私も拙作を元に作ってみました。
どうせならば、実際にデザインした本と対比させてみると、面白いかもしれません。
鬼と天狗
まずは、現在連載中の「鬼と天狗」。
うーん、タイトルが抽象的過ぎましたかね^^;
「意外なゲストが今夜も来る」って……。一体、どのようなシチュエーションでしょう(苦笑)。
本作をお読みになっている方はご存知でしょうが、本作は二本松藩における尊皇攘夷運動との対峙、そして(これから出てくる)天狗党征伐がメインのお話です。
そして、初公開。こちらは、少しずつ編集作業を進めている「鬼と天狗」の書籍版の表紙です。
変える可能性もありますが、イラストはフリー素材(商用利用OKなもの)、そしてデザイン全体は私が行ったものです。
もう少し考えて見るつもりですが、今のところはこんな感じ。
直違の紋に誓って
こちらは、まだ比較的本作の内容に沿ったキャッチコピーでしょうか……。
ここで言う「紋章」とは、ずばり二本松藩のシンボルである「直違紋」ですしね。
本物はこっち。
バックの箕輪門は私自身で撮影した写真を使い、Canvaで透明度を加工して、文字を見えやすくしたものです。
泪橋
連載中にXで幾度もリプを頂き(本も購入して頂いたそうですm(_ _)m)、その方の投稿で知ったのですが……。
実は、「泪橋(涙橋)」という地名は、全国各所にあり、それぞれに悲話がついていることが多いようです。
そのためでしょうか。こんなキャッチコピーを付けられました(笑)。
「橋の上で紡がれる運命の物語」。
うーん、間違ってはいない……ですが、実は「泪橋」が出てくるのは、作中の中ではごく一部なんですよね^^;
なので、微かに違和感が(笑)。実際の須賀川にある泪橋は、橋とも呼べない代物ですし……。
こっちが本物。
ちなみにこれもCanvaで加工したもので、イラストは一昨年に撮影した、ヒロイン三千代姫のために縫われた打ち掛けの写真を、油絵タッチにしてもらったものです。
白露~或る二本松藩士の物語~
これは、AI編集者からタイトルにダメ出しを食らいました^^;
曰く、「タイトルが長すぎる」と。
ですが、付けた本人が言うのもなんですがね、「白露」だけで分かるわけがないだろう、と(苦笑)。
元々、二十四節気の言葉の一つですし、意図としては「露のように儚く消えた」というのと(古典あるある)、時期的に現在の9月13日の出来事なので、そこの季語も掛けたタイトルなわけです。
で、副題で「或る二本松藩士の物語」をつけたんですよ。ここまでつけないと、「二本松藩の物語」であることは、理解してもらえないでしょう。
せめて、副題もつけられる工夫が欲しかった(笑)。
そして、渋々「白露」だけにしたところ……。
このキャッチコピーですよ^^;
うん、完全に「歴史小説」の匂いは消えていますね(笑)。
分かっていますよ、AIが考えたのであって、講談社の方々が悪いのではないことは^^;
ですが、さすがに中身がかけ離れすぎていて、これは表紙を作るのを途中でやめました。
ちなみに、白露は現在アルファポリスの「歴史時代小説大賞」にエントリー中です。
で、こちらは現在印刷待ちの「二本松藩スピンオフシリーズ」に収録しています。
「二本松藩スピンオフシリーズ」は、商用ルートに乗せないものなので、アルファポリスの規定もクリアしていますし。
→言わば、「同人誌」扱いです。
ちなみにこの「二本松藩スピンオフシリーズ」については、非公開の作品も含んでいるため、サポーターズ作品として、私から声を掛けさせて頂いた方のみに、配布しています。
それにしても、やはり今のところは「人の手でデザイン」に、軍配が上がりますかね。
私の中では……。
多分、原因としては「小説」と「現代新書」の食い合わせが悪いからなのでしょうけれど^^;
そんなわけで、「AIとやってみた」ならぬ、「現代新書とやってみた」でした。
キャンペーンは、こちら。