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芸術から一句~舞台から一句~

いにしへの妹背いもせの紡ぐ秋の川
海を渡るやエリウのむすひ

タイトルを決めるに当たり、「曲から一句」にするか、「舞台から一句」にするか、結構迷いました。
River Dance」は私が好きな曲の一つなのですけれど、元々はアイリッシュダンスの舞台として有名な、「River Dance」内で使われている一曲です。
作曲者は、Bill Whelan。
吹奏楽などでも、人気のある曲ですから、聞いたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
冒頭の女性の透明感溢れる歌声から始まり、ケルトの民族色豊かなリールの旋律、中間部の新天地を彷彿とさせるようなファンファーレ、そしてラストのパッセージは、本当に血が沸き立つような調べです。
演奏する側は、結構難しいのですけれどね^^;
(発表会で披露したこともあります)

舞台自体は、アイルランドに、伝わる神話や伝承、ジャガイモ飢饉などにより、アメリカへの移住を余儀なくされたアイルランド系アメリカ人の歴史、他民族の交流などをモチーフとした作品です。
一つの舞台の中でいくつものテーマ曲があるのですが、やはり、メインテーマは欠かせないでしょう。

次に、短歌の解説についてです。
購入したCDの解説に、「River Dance」は男神と女神のそれぞれの川が、やがて一つとなって海に注ぐ……というような説明があったので、そのイメージを和風にアレンジしてみました。
「エリウ」はケルト神話に登場する、戦いと豊穣の女神(もしくは太陽神)です。
俳句の世界より、「秋の川」(秋の季語)を拝借し、豊穣とセットで「秋」のイメージにしてみました。

曲単独でも素敵なのですが、やはりアイリッシュダンスとセットで楽しむのがおすすめです(*^^*)


俳句幼稚園、俳句ポストで手一杯💦と思っていたら、十六夜ももうすぐですね!
今回は「短歌」で、プレ企画へ参加してみました(*^^*)


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