🇬🇧Glastonbury Festival 2024に行った

2024年7月3日 14:35

今回で2回目。今年は実質、土曜のColdplayの単独公演を前夜祭と後夜祭が挟んでいるような感じの思い出。それくらいColdplayに感動した。写真はまとめて最後に。

通常販売で取れなかったので諦めていた。Xでもグラストはミュートワードにして忘れることにしていた。でも諦めずに今年春の最後のリセールに再挑戦。奇跡的につながったので震える手で情報を入力し、とることができた。楽しむしかない。

見たライブ

＜6/26(水)と6/27(木)＞
水曜はライブはほぼ無い。が、NYCなど実はある。散歩して夜、恒例の花火に加えて今年はドローンのパフォーマンスがあったのでのんびり見た。

木曜は主にDJパフォーマンスが夜にある。今年は去年行けなかったNYC Downlowに行った。1時間並んだ。ここはヘッドライナーの終わりなどの時間に行くと3時間は並ぶので去年入ることができなかった。中はドラッグクイーンの方々がたくさん踊っていて楽しいカオスな空間。
夜はShygirl(DJ set)とDove(Bicep)をLevelsでみて2時半に終了

＜6/28(金)＞
Remi Wolf@Woodies→KeniyaG@〃→Romy(DJ set)@Levels→Chaos in the CBD@Assembly→Jayda G@San Remo→Anne Marie@Other(3曲)→LCD Sound System@Pyramid→ Ross from Friends@SanRemo→ Eliza Rose@Lonlely Hearts Club→SG Lewis@〃 →Dua Lipa@Pyramid(4曲)→Jamie XX@Woodies→Kelly Lee Owens@Levels→Charli XCX(DJ set)@〃→Daphni@SanRemo→Amelie Lens@Arcadia (深夜3時)

この日は見たいDJ setがたくさんあったのであえてDua Lipaを大幅に削ってみた。結果は大正解。今までできなかったような大量のダンスアクトを見ることができた。RomyはJamie XXのステージ、Charli XCXのステージにも出てきて1日に3回も見ることができた。
ただDJばかりにすると現地ではめちゃくちゃ楽しいのは間違いないのだが後で振り返った時の思い出が少なめ。

＜6/29(土)＞
Cyndi Lauper@Pyramid→ Keane@〃→Bloc Party@Other→Little Simz@Pyramid→Coldplay@〃→Fatboy Slim@Glade→Rudimental (DJ set)@Stone Bridge Bar→Us@Rocket Lounge (早朝6時)

この日は朝まで踊り続けることを決めていたのでのんびり開始。
14時のCyndi Lauperは2013年のサマソニで見逃したことを後悔していたのでようやく見られて嬉しかった。ただTrue Colorsでトラブルでテンポがずれていたのが残念。
深夜はFatboy Slimは去年みられなかったのでようやくみられて良かった。彼は金曜もやっていたし日曜もシークレットセットで登場。大忙し。
その後、RudimentalのDJで流石に無理かと思ったものの、Usのライブアクトで興奮してギンギンに目が覚めた
そして、この日は本当にColdplayが全て。

<6/30(日)>
Baxter Duty@Park→Logic1000@Glade→Britany Howard@West Holts→Nia Archives@〃→London Grammar@Park→Justice@West Holts

この日はもうほとんど見たいアクトもないし、何より昨日の疲れもあるのでのんびりしてみた。昼過ぎにTipiのサウナに行ってのんびり楽しみ、その後にFree Foodに並んでゆっくりご飯を食べて南側を適当に散歩した。
油断していたのはLondon Grammarのライブ、Parkステージがパンパンで後方になってしまったのはいいが、Parkは後方が下り坂になっているためアーティストが全然見えなかった。それでもかなり沁みたし、みんなじっと聞き入っていた。この日のベストアクトは彼らだ。

Coldplay

今回が人生初。洋楽を聴き始めたのが2012年ごろだった。2014年のライブはチケットが取れず断念。2017年のライブは行くはずだった彼女と別れてしまったのでチケットを手放した。2023年のライブは海外赴任決定につき行けず。ヨーロッパ公演も人気すぎてチケットが手に入らず。縁がないのでもう一生見ないんだろうと思っていた。
Little Simz前から前方中央位置を確保して最高の位置でライブをみた。花火や紙吹雪の回数が人生最多最大の規模感でとても景気が良かった。
代表曲が多いのでセットリストも名曲揃い。
周りの人と一緒になって楽しんだ。肩を組んだり、肩車してもらったり、あの空間にいられたことを幸せに思う。帰ってからBBCの映像を観たが、また印象が全然違う。ステージの映像など前方の演出は唯一無二だった。

気づいたこと

海外から来る場合は現地でのチケット受け取りになるが、同時にチケットをとった同じグループでもバラバラでの到着となる場合はその旨を説明してLead Bookerの名前など必要情報を伝えれば着いた時に受け取ることができることがわかった。
Otherステージ横やPyramidステージ横のグッズ売り場では、日によってラインナップが変わるので欲しいアーティストのものはいつ入るか等聞いてみたほうがいい。
今年はパレスチナの旗が多い。ウクライナブースもあった。後7/4の投票を呼びかけるアートも多買った。
GlastonburyのシークレットアクトはSecretglastoというアカウントでアナウンスされる。色々とワクワクしながらXを眺めていた。ステージが100あるだけあってTBAの枠も多く、本当にたくさんのサプライズがあった。
Fred again..が完全にシークレットでStrummervilleという最奥の木漏れ日の中でライブをしていたらしい。しかもパンクを避けるためあえてSecretgtalsoでもアナウンスされなかった。
Cyndi LauperがNYC downlow(100人くらいのクラブ)でライブをしたと。特別すぎる。
Little Simzのライブ中に難民をのせたボートを模したものが流れてきた。イギリスの難民政策を批判するアートらしくて物議を醸すニュースも見かけた。何やらバンクシーのアートらしい。
当たり前だがステージによって雰囲気が違うので色々と面白い。同じDJ setでもGladeならスクリーン演出があるが、Levelsにはなく一方でライト演出がすごい。 San RemoはどちらもないがMotelをイメージしたステージの雰囲気が素晴らしい等。
今回で5つのメインステージ全てでトリを見た。イギリスの夏至付近は本当に日が長く、ライブアクトはトリの時間しか暗くならない。夜の雰囲気は特にParkが好きだ。
ピラミッドとアザーズは大きいが、人気アーティストの時は入い辛くなる。West Holtsは割と大丈夫なんじゃないかと思っている。WoodiesとParkは後ろになると壊滅的に見えなくなるので要注意。
16時にテント場に荷物を取りに行くと、結構ライブを見ずにゆったり談笑している人も多い。この人達はヘッドライナー近辺から動き出して夜通し遊ぶ人達なのだろう。グラストは普通のフェスとしても豪華だが、オールナイトのレイブパーティの側面もある。
キャンプ場のゴミ捨て場でゴミ袋が置いてあった。後Infoでトイレットペーパーをもらえる。入り口のトートバッグでちょっとした時に物を運ぶのに使いやすい。
入り口でもらう冊子や印刷所でもらう新聞は、時間のある時に翻訳アプリなどを駆使して必ず内容に目を通すべきだと思った。アプリやホームページに書いていない情報、例えばサンバがいつどこで行われるか、どこのステージが今年できた面白いところか等、一読の価値あり。
おすすめのフェス飯はGoan Fish Curry。オーソドックスなGoan Fish Curryが美味しかった。出店のラインナップが去年と似たような感じだった。フジロックのようなものかも。

後悔していること

地元The Somerset Cider のサイダーが飲めるバスがあったらしい。意外とグラスト内のパブはそこにしかでしか扱っていないドリンクみたいなものはない。
空港を模したバーのところの列は、中に入る体験型アートだったらしい。入り損ねた。
Ravers2Runnersというランニングイベントが木曜日にあったらしい。要はフジロックラン。事前申込み制だが行けば良かった。
アプリのタイムテーブルには出ていないが、水曜にもNYC Downlowでのパフォーマンスがある。割とショボかったドローンを見に行くくらいならこちらに行けば良かった。
Scissors裏の秘密のクラブが今年からできていたが、行き損ねた。LGBT歓迎の雰囲気で結構楽しかった模様。
ウェブサイト、入り口でもらえる冊子、場内でもらえる新聞の情報は一通り目を通しておくべきだった。
O2のSIMで行ってしまい、現地で電波が入らないことがかなり多かった。スポンサーのVodafoneのSIMを入れていくべき。
会場の北東エリア、サーカスエリアや映画エリアを楽しむことを忘れていた。
ウイスキーを瓶とスキットルで持っていけば良かった。

良かったこと

トレランシューズは足捌きがよくなるので良かった。全然疲れなかった。
ランナー用のソフトフラスクが役立った。軽いし折り畳める。前を向いたまま水を飲める。
シリアルバーとかポテチ、ビール缶箱、サイダー缶箱を買って行って良かった。合計20缶持ち込んだがもっと持っていっても良かったくらい。ただ、踊りながら1缶飲んだところでそこまで酔えない。
ヘリノックスの椅子がいまだにこちらで役に立っている。
帽子にサングラス、手拭いなどいい感じに日差しを避けることができた。
曇ったり雨が降ったり、夜から朝は本当に寒いがパーカーを入れていったので暖かく過ごせた。
今年はArcadiaから西の方に行ったエリアにテントを建ててみたが、ParkやArcadiaでライブを楽しむのが近かったし、スーパーで買い物をしてもすぐに運べたのは良かった。
スーパーで苺や牛乳を買ってみた。夜が涼しいので朝も安心して食べれる。
サウナやフリーフードは中々に良かった。やはり並んでいるところはそれだけの理由がある場所ばかりだった。
Xでもともとフォローしていた人で当日何人かの方と偶然お会いすることができた。メッセージを送った時は電波のせいでうまく会えなかった。ただお会いして一杯飲んで仲良くなれたことは本当に嬉しい。

湧き上がる疑問(乱文)

なんでこんなに広いんだろう。会場の完成にどれくらいかかるんだろう。例年きちんと完工しているんだろうか。アーティストの動線はどうなっているんだろう。電気使いすぎてるけど大丈夫なのか。Leave no Traceのくせに紙吹雪が使いすぎ。トイレの処理にこんなでかいバキュームカーが来るのか。なんでデザイン的にあまり一見意味のない旗をこんなに元気に振っているんだ、ライブ見たほうが楽しくないか。肩車をしたら後ろの人が見えなくなっちゃうのでは。このステージの人たちは観客がほとんどいないのになんでこんなに楽しく演奏しているんだろう。早朝はゴミだらけなのに昼には一通りきれいになっているのはどれくらいのボランティアがいるんだろう。みんなヘッドライナー後にそんなに元気に朝まで踊れるの。なんでこんな奥地にも細部までこだわったアートが置いてあるの。みんな葉っぱ吸いすぎでは。並びすぎ、規制すごい、なぜこんなにみんなで同じ動きをするんだろう。
湧き上がる疑問は多いが、まあそれでいいじゃないか。というのがグラストなんだろう。みんなその場その場の雰囲気を楽しんでいる。あと100カメみたいな裏側の話も見たくなった。