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vol.24 望遠レンズの特性 "圧縮効果"を生かした撮影方法

こんにちは。
今回は望遠レンズで撮影する際に注意する点、圧縮効果についてのお話です☺️

圧縮効果とは

望遠レンズ特有の効果である圧縮効果。またまた広角レンズに引き続き聞き慣れない言葉ですね😅
とりあえず作例を見てみましょう。

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冒頭の写真です。これはフルサイズ換算200mmで撮影したデータになります。
飛行機が前景、山々が後景になります。このとき、後景の山々が実際に見るより大きく、近いところにあるように見えます。
これを「圧縮効果」と呼びます。

少しわかりにくいので同じ構図で比較してみます。

画像2

これはフルサイズ換算140mmで撮影しました。

画像3

そしてこちらがフルサイズ換算300mmになります。

桜並木の木同士の間隔が140mmよりも300mmの方が詰まっている印象を受けます。
これは、奥の方にある木々が圧縮されて写り込むために奥と手前がほぼ同じ位置になるように見えます。圧縮効果は、全体的な立体感が無くなるような印象を受けます。

圧縮効果の使い所

しかし、この圧縮効果をうまく利用すれば特にポートレート(人物撮影)において力を発揮します。

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これはフルサイズ換算200mmで撮影したポートレートになります。後ろにあるツリーは人物より30m近く後ろにありますが、望遠レンズを通すことにより大きく写すことができ、人物をシルエットにし、目立たせることができています。

このようにポートレートでも風景写真でも使える圧縮効果、ぜひ望遠レンズで圧縮された世界観を楽しんでみてください☺️


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