見出し画像

vol.31 LightroomPC現像編 ③ディテールと彩度

こんにちは。
今回は前回に引き続き、Lightroomでの現像編。続きのディテールから始めたいと思います。

テクスチャ

さて、前回いじっていたパネルの下にあるこの「外観」というパネルを今回は説明していきます。
テクスチャは、最近追加されたパラメータで、後で話す明瞭度と似たような動きをします。実際に動かしてみましょう。

今回もこの写真を使います。

少し花びらがパキッとしたような印象を受けます。
テクスチャは写っている物体の輪郭を強調し、メリハリをつけます。

明瞭度

この明瞭度も先ほどのテクスチャと同じような働きをします。

テクスチャのときよりも少し強めに輪郭がはっきりしています。
明瞭度はテクスチャよりも強い効果で輪郭を出し、メリハリをつけます。
明瞭度は、輪郭を強めると同時にコントラストも上げるので、色のメリハリも一緒に出てしまうので要注意です。

かすみの除去

かすみの除去は白んでいる色をはっきり出すパラメータです。

最大値までかすみの除去を振るとこうなります。後ろの青空の色が際立ち、淡い色がなくなり、原色に近くなります。
かすみの除去は色をはっきり出すことができるため、印象は強くなりますが、やりすぎると色崩壊するので要注意です。やりすぎは禁物。ほどほどに。
反対にパラメータをマイナスに振れば淡い写真にできます。お好みで調整してみてください。

自然な彩度

自然な彩度は色の中でも淡い色、くすんでいる色のみ彩度を上げ、すでに鮮やかな色にはあまり影響がかからないパラメータです。

この写真では後ろの青空がくすんだ色をしていたため、主に青空の鮮やかさが強められ、もともと鮮やかだった花の中心部などではあまり変化がみられなくなっています。

彩度

彩度では、すでに鮮やかな色に対しても効果がかかり、写真全体の鮮やかさが上がります。
全体的に彩度があがるため、こちらでは青空の色は全体にバランスを合わすため自然な彩度ほど鮮やかさは上がりません。

自然な彩度か、彩度のどちらかを使うかは写真によって異なってくるため、撮影時の印象を崩さないように注意しながらパラメータをいじってみてください。

とりあえずここまでの内容が現像の基礎中の基礎の知識です。これだけあればとりあえず現像はできると思いますのでぜひ実際にやってみてください。

さて、今回はディテールと彩度のパラメータにおついてお話しました。
次は現像をかじっている人でも少しわかりづらい「トーンカーブ」について書く予定ですが、とりあえず現像はここで止めます。

次回は構図について深く話していこうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?