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vol.34 写真の構図 写真に奥行きを作る遠近法

こんにちは。さて今回は写真を撮る上で、迫力のある雰囲気にする方法のひとつ、遠近法についてお話していきます。

遠近法とは

遠近法とは、平面上にあたかも立体感を生み出すための技術の一つになります。遠近法を駆使することで写真に立体感、奥行きが生まれ、より迫力のある写真を作り上げることができます。 

では具体的に説明をしていきます。

消失点

この写真では奥行きを表現するために、消失点構図を使っています。 

手前から奥に向けて線が引けて、その線がある一点で収束するような構図です。 
よく道などを使って撮られる構図です。

またこれも消失点構図になります。
このように消失点を活用することで奥行きが生まれ、写真に立体感が生まれます。

額縁構図

額縁構図は、名前の通りで写真に額縁を作ります。ただ、それは展示するための額縁ではありません。写真の中に額縁を作ります。 

このように、写したいものを他の別の被写体で囲い、まるで額縁のように撮影する構図です。こうすることで奥行きが生まれ、立体感が生まれます。

前景と後景

さて、上記では奥行きを作る構図のお話をしてきましたが、結局は何を撮れば奥行きが生まれるか分かったでしょうか?
それは、手前の景色(前景)を写真に取り入れることです。写したいもの(主題)の手前にもう一つ何かを取り入れる(副題)ことで、奥行きを表現できます。 

ここでは星を撮っていますが、ただ星を撮っただけではその写真に奥行きは生まれません。そこで撮影している岩場と、枯木を一緒に取り入れることで手前の景色を作り、奥行きを作ります。
「奥行きは手前を作る」
写したいものだけに目をとられるのではなく、一歩下がってみて周りの環境も取り入れつつ、如何にして写したいものに視線を誘導するかが重要になってきます。

今回は写真に迫力を生み出す、奥行きについてお話しました。
一歩引く勇気を持って写真を撮ってみましょう📷

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