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ブロックチェーンにおけるレイヤーって?

勉強元

前回、レイヤーというのを調べてみて、レイヤーというのは元々は『層』という意味だとわかりました。他にもいろいろ使われているそうで、髪型では段差がついたようなグラデーションがついたものをレイヤーカットと言い、機能では画像やデータをセル画のように重ね合わせることを言うのだそうです。

そしてWEB3で言うと、レイヤー1はブロックチェーンの基盤そのもので、レイヤー2はそのブロックチェーンを外部から支えるプログラムだと言うことがわかりました。そしてレイヤー2はそれぞれのブロックチェーンに紐付いていて、さらにプログラム自体がいくつもあってそれぞれ別のことを補っています。

なんでレイヤー2が必要かというとスケーラビリティ問題のせいでした。スケーラビリティ問題とは、ブロックチェーンの容量過多みたいなもので、そのせいで取引手数料が高くなってしまったり取引承認時間がとても長くかかってしまうことです。

NFTを支える5つのレイヤー(Layer)

レイヤー1(L1)ベースレイヤー

ベースレイヤーとは、大元となるブロックチェーンプロトコルのことを指します。
代表的なものとしてはEthereum、FLOW Blockchain、Solana Blockchain、Avalanche などがあります。まだ他にもあって、それぞれ強みの様々なのでまた調べていきます。

レイヤー2(L2) セカンドレイヤー

L2はセカンドレイヤーとも呼ばれ、ベースレイヤーの拡張性を高めるために様々なソリューションが開発されています。代表的なところでは、Polygonや、immutableXというプロジェクトが存在します。

理論上、NFTはベースレイヤーのみでも成立しますが、スケーラビリティ問題を解決するためのソリューションがL2です。

レイヤー3(L3) 発行流通プロトコル

L1やL2があれば基本的にはNFTを使った様々な処理を行うことが可能です。しかし、そのためにはブロックチェーンを利用するための技術的なスキルが必要です。そのため、NFTをより多くの人が利用するためには簡単に利用できるようなツールに当たるものが必要です。

一般ユーザーがNFTを発行し流通させるために、そのプロセスを管理するプロトコルが多く利用されます。代表的な例として、RaribleやOpenseaなどが挙げられます。これらのソリューションはNFTの発行やその売買を簡単にするためのプロトコルが裏側で定義されおり、高度な技術スキルを持っていない人でも利用することが可能になっています。

レイヤー4(L4)金融化プロトコル

NFTを、直接金融に使えるようにしたり、そのものを仮想通貨としての価値を持たせていこうとするプログラムやサービスです。

NFTをDifi(分散型金融)に使えるようにしたり、NFTを分割して保有することはできませんがその価値を分割して使えるようにしたり、NFTを担保に仮想通貨を借りられたり、NFTを使いゲームで稼ぐGamefiなどがあります。
具体的には、NFT20、NFTX、Axie Infinityなどがあります。

レイヤー5(L5)アグリゲータープロトコル

ここまで見てきたように、それぞれのレイヤーにおいてたくさんの選択肢があり、一人のユーザーがその全ての選択肢をカバーするのは困難です。そこで、様々なプロトコルに分散している情報を集約するアグリゲーターという役割のプロトコルが存在します。

具体的には、ZapperやCryptoSlamというサービスがあります。これらのサービスは複数のベースレイヤーやセカンドレイヤーの情報を収集し一画面に整理してくれます。OpenSeaでもユーザーが持っているNFTを複数のブロックチェーンを横断して一覧として表示する機能があります。


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