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Versus Covid-19 20200401 意思決定の隙間を突く生存戦略

症状の重さに個人差があると言うのは本当に厄介で、知らず知らずのうちに感染源となっている。新型コロナウイルスは、巧妙な生存戦略がプログラムされているようだ。

人や企業の判断力、意思決定力の隙間を上手く突いた、あざといよ言わざるを得ないその特性には、ここ一週間かなり困っている。

初期の頃は、武漢で死者が発生しているにも関わらず、希望的観測によって風邪の一種であるかのような印象が広がっていた。今や現在は国家レベルの経済封鎖による感染拡大の抑止に取り組む事態だ。

この1ヶ月で、死者数は約3000人から36000人に増加した。感染者に至っては、1ヶ月前は約9万人だったが、現在は75万人に及ぶ。

しかし、日本の実態は検査によって新型コロナウイルスの保有者である事の検査が受けることが容易でない。海外諸国も医療崩壊を招いている背景があり、医療従事者が不足している。これら事実から、潜在している感染者数はこの比ではない可能性が高い。

私のいくつかのプロジェクトでも感染が疑われるメンバーが3名ほどいた。全員知り合いだが、一週間もの間、微熱が続くものの、保健所へ連絡しても重症患者以外は取り合ってくれず、PCR検査による判定ができない。

さらに企業側は感染被疑者の職場復帰のための基準がない事で対応に困る事になる。専門家による情報すらなく、判断基準が不明のため各社平熱を数日維持したかどうか、と言った根拠の無い基準で判断せざるを得ない状況だ。

かと言って曖昧なまま出勤させてしまい、社員を感染源とさせてしまう事も避けねばならない。うつさない、うつらないの両側面で、ウイルスを保持しているかどうかに関わらず対策するべきである。


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