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毎朝、元気に送り出してくれる「ちむどんどん」と「あまちゃん」

NHKの朝の連続小説「ちむどんどん」をいまのところ、1回も欠かさずに観ている。
うちには正常に稼働している録画機がないこともあり、前回の「カムカムエヴリバディ」は途中挫折して途中復活したし、「あまちゃん」も全部は観てないはず。

前回の「カムカムエヴリバディ」が『名作』という感じだったので、「ちむどんどん」が始まった頃は僕も「?」なところが多かったし、評判も視聴率も悪かったと聞く。
でも、観ているうちに、「朝のドラマとして楽しい気分にさせようとしてくれてるのかな?」とか思うようになった。
前回の「カムカムエヴリバディ」はいい話だったし、名作だったけど、朝から悲しい気持ちになる日が多かったんじゃないかと思う。


これが夜のドラマならまだいいんだけど、1日の始まりの朝からドヨンとした気分になるのは、ちょっと辛い。
(もしかしたら、「カムカムエヴリバディ」を途中離脱したのはこれが理由かもしれない)

でも、「ちむどんどん」が能天気なだけのドラマかというと、そんなわけではない。
戦後の沖縄が舞台なので、沖縄戦に触れないわけがない。
そして、物語が後半に差し掛かる辺りで描かれた、登場人物の戦中戦後で、ドラマがグッと締まってきた。
日々の日常生活を送る登場人物が、戦争を生き抜いてこれた人たちの日常に見えてくる。
(これはいま生きている僕らも、ある意味、そうなんだけど)

そして、これはなんか「あまちゃん」に通じるものがあるように感じてきた。
「ちむどんどん」は戦争という大きな過去を背景に、「あまちゃん」は東北の震災が未来に待ち構える中での生活や暮らしが描かれる。
どちらのドラマも登場人物たちは一生懸命に生きているけれど、すごくコミカルな部分も多い。

いろいろな過去と、これから起こるかもしれない未来を見据えつつ、
「今日も一日、楽しく一生懸命に過ごそうよ。」
と「ちむどんどん」は毎朝、送り出してくれてるのかもなと勝手に思ってたりします。

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