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毎朝のつぶやき「僕のネタ帳」

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毎朝ルーティーンとして頭の中を整理をするためにTwitterを活用。そのつぶやいたネタをまとめたコンテンツ集、単なる「アイデア帳」です。テーマは「ジュニアサッカー」「本質のあぶり…
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2020年7月の記事一覧

子どもの頃は全部が初体験。わからないもできないも当たり前。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳40】

子どもの頃はすべてが初経験だ。見るもの、聞くもの、読むもの、インプットするものすべて、初めて見聞きする。だから、わからないのは当たり前。それなのにジュニアのサッカーコーチは「どうしてわからないんだ」と頭を抱える。 逆に子どもは「どうしてプログラムがわからないの?」と思ってるよ。 選手がインプットするために、コーチはいろいろ学んでサッカーを指導する。その都度いろいろ説明するけど、ジュニア期はわからなくて当たり前。だって初めて見聞きするものだから。だったら「わからない」は許容

人とつながって楽しむこと。子どもは主役になるとできるよ。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳39】

ジュニア年代の子が「生きる力」を養うためには、思考力を育むことが大切なのは間違いない。 サッカーはチームスポーツなので、勝つためには質の高い相互プレーが必要だが、これをプレー原則としてルールに縛りつけすぎるのも逆効果。なぜなら子どもが考えなくなるから。 質の高い相互プレーとは? 個人的に「質の高い相互プレー」の定義が育成期とプロもしくは独立期=社会人と違うと思う。プロは結果が優先されるのでスピード重視。でも、育成期は肥沃な思考力を作ることが大事なので、プレー原則が明確す

「見る、聞く、読む」と「話す、書く、行動する」が子どもの成長になる。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳38】

先日の「FOOT×BRAIN」の内容は興味深かった。質のいいインプットにアウトプットが欠かせないという点は、特に最近の育成コーチに当てはまる。なぜならインプットが多く、実際にはアウトプットの量が少ないように思うから。 今回のゲストの精神科医・樺沢紫苑さんが伝えていた定義がおもしろかった。 このインプットとアウトプットの定義がすごくわかりやすい。 日常生活から意識して行うことができるから。 ▼インプット 見る/聞く/読む ▼アウトプット 話す/書く/行動する 客観的

勝負以外にも価値を作ること。子育ての大切なポイントだね。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳37】

Jクラブが独自に地域の課題解決をはかりつつある。福島ユナイテッドの「農業部」の着想はとてもおもしろいと思う。たとえば、公式戦以外の日でもマルシェを開催してもいい。ようは、朝市的な発想だ。 クラブの価値を勝利以外の視点でどう創出するか?  ここが大切な視点。この勝利以外の価値作りは育成年代の街クラブにも当てはまる。多くのクラブが勝つことで選手を集めようとするが、目標はプロの育成ではない。社会に出たときに生き抜く力を持った人材の育成である。知識ではなく、知恵を持った人材を育む

言葉や行動で気持ちを伝えられる子に育ってほしいな。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳36】

気持ちを伝える。 そんな選手に育ってほしい。とにかく夢中になってプレーし、サッカーを続けてほしいと思う。技術とか戦術とか一部の要素だけに惑わされず「こうプレーする」と自ら決断したことを繰り返し、真剣に考えたり練習したりして没頭する子になってほしい。コーチはその環境を作ってほしい。 サッカーを始めたばかりの子は感性でプレーする。そのうち、周囲との関係性を意識するようになり、理性が働き始める。ただ、理性が生まれるとプレーも遅くなるし、「考える」という要素が自らの中に加わるから

子どもの閃きはネットで探した答えより尊くて大切だよ。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳35】

情報そのモノが人を幸せにするわけではない。 しかし、情報を知っていれば頭の中が整理され、自らの行動選択肢の解像度が高まる可能性を持つ。つまり、デジタルの発展によって情報化社会が広まったメリットは知る、整理する機会を得ただけ。使いこなせるか、使い方を学ぶかはそれぞれの人で別問題。 加藤さんの言うことは昨今のジュニアサッカー指導にも当てはまる。それは他人が発信する情報を鵜呑みにするコーチが多いから。自らの現場経験とのすり合わせ、さらに実際の指導の経験を持って情報発信をしてる人

子どもの喜びは主役になって遊ぶこと。それが学びだよ。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳34】

ジュニアの子どもにとっての喜びは何か?  今、まさにそのシンプルな答えが明確になっている。それはピッチでプレーすること。クラブはその環境を作ることができているだろうか? 体を動かすことと心が揺れ動くことはつながっている。制限があろうともサッカーに関われる喜びは子どもを幸せにする。 プレーの機会をどう作るか? コーチが子どもと関わる機会をどう作るか? サッカーが身近にある、コーチが身近にいるという安心感が子どもの心に与える影響は計り知れない。ボールに触れる機会、仲間とプレー

「見て、学ぶ」は想像力を働かせて考えるからプラスになるよ。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳33】

職人の世界では「見て、学ぶ」という言葉がある。 たとえば、サッカーの世界に置き換える。クラブやスクールで指導しているコーチたちは、いつも「何を見て、何を学んでいるのだろう?」と思う。最近はゲームモデルという言葉が広まったおかげで「クラブのあり方」に少し目を向けられるようになった。 クラブの存在意義を問う。そこからゲームモデルを考えていくことはすばらしいこと。それは多くの人が欧州クラブに学び、知識量が増えるから。でも、その一方で頭デッカチのコーチが増え、SNS上でネガティブ

スポーツも、文化も、芸術も時間をかけて人の心に根づくもの。 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳32】

日向坂46の影山優佳さんが登場してる放送を見た。 日本にもこんな観戦、サッカーの関わり方をする女の子が現れたんだなぁと嬉しくなった。2006年にドイツワールドカップ観戦後、欧州放浪の旅をしたイタリアで影山さんのように熱心にサッカー談議をしてる女の子をバスの車中で目撃した。本当に衝撃だった。 サッカークラブの旗をまとい、バスの中で地元クラブの話で盛り上がる二人の女の子。当時の日本では考えられない光景に、イタリアサッカーとの差を感じた。でも、影山さんのようにサッカーを日常にし

小さい頃はいろんな運動やスポーツをしよう。それが土台だよ。 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳31】

僕は10歳くらいまでは特定のスポーツにこだわらなくてもいろんな運動をして「体を動かす楽しさ」にたくさん触れたほうがいいと思う。今はいろんなレクリエーションがあるのだから、その資源を生かして子どもが楽しむ環境を作ればいい。 結局、スポーツは体が資本だから。 もちろん所属してるスポーツの特性には小さい頃から触れるべき。サッカーなら集団の中で認知を養うことに触れないとチームスポーツの意味を知らずに育ってしまうから。最低限取り入れるべきことは、そのスポーツクラブのコーチが理論的に

子どもが集中してプレーできる環境って何だろう? 大人はどうすべき? 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳30】

子どもがサッカーに集中できる環境って何だろう? 子ども同士が安心して競い合う環境とは何か? ▼大人からのプレッシャーがないこと ▼学ぶ機会を平等に与えてもらえること ▼悩んでるときにサポートを受けられること…etc 選手の「成功と失敗の芽を摘んでしまう」言動や行為は成長の妨げになる。 選手にとってコーチは「必要なときに手を差し伸べてくれる人」であって、それ以上の存在になればプレーの邪魔にしかならない。 子どもがコーチの存在をプレッシャーに感じたら安心してサッカーをプレ

試合に出なきゃ、今の自分がわからないよ。実力を知るのは子どもだよ。 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳29】

近所の街クラブに所属してて「選手が幸せを感じる」瞬間って何だろう?  この答えが「クラブの存在意義だ」と思う。確実に言えるのは「試合に出場して今の自分の実力を感じられること」なのは間違いない。なぜなら子どもたちはサッカーがやりたくてクラブに所属し、毎回練習に参加しているのだから。 今の実力を感じ続けられること。 これが子どもたちにとって心揺さぶられる環境。成功しようが、失敗しようが、勝とうが、負けようが、選手は「今の自分」を実感できなければ心に火をつけられることはない。

子どもの成長には、大人と関わる質量も欠かせない条件だよね。 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳28】

ジュニアのサッカー指導に必要なものは「子どもとのコミュニケーションの質量だ」と思う。 選手が学ぶベクトルに向かうのにコーチの熱量は非常に大切なものだ。大人が楽しそうに真剣にサッカーと向き合うから子どもが興味を抱く。サッカーに対する愚痴を言えば、子どもはそういう見方、考え方になる。 協会の、保護者の、選手の愚痴…子どもがネガティブな影響を受ける言動や行動は行っていないか? デジタル社会が当たり前になりつつある今、SNS上であってもコーチはそのことを意識すべき時代になってい

個人が尊重されるためにチームがある。人はコマじゃないよ。 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳27】

ジュニアサッカーの試合を取材していて、つまらないと思うこと。 それは監督に言われたチームの決まりごとだけを淡々とこなしてプレーしてる選手たちを見ること。どんなに強いチームであっても心踊らない。そういうチームのコーチは決まりごとを乱すと怒ってる。判断基準がチームの決まりごとだから。 その評価基準は間違いではない。が、ジュニア期は個の育成が大切なので、チームの決まりごととは違う判断を下したときにどうアプローチするかが大切だ。その状況をどう把握したのかをすり合わせ、なぜその選択