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試合に出なきゃ、今の自分がわからないよ。実力を知るのは子どもだよ。 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳29】

近所の街クラブに所属してて「選手が幸せを感じる」瞬間って何だろう? 

この答えが「クラブの存在意義だ」と思う。確実に言えるのは「試合に出場して今の自分の実力を感じられること」なのは間違いない。なぜなら子どもたちはサッカーがやりたくてクラブに所属し、毎回練習に参加しているのだから。

今の実力を感じ続けられること。

これが子どもたちにとって心揺さぶられる環境。成功しようが、失敗しようが、勝とうが、負けようが、選手は「今の自分」を実感できなければ心に火をつけられることはない。試合の出場機会を作ることが「子どもの主体性を育む」一番の方法であり、最低限の環境づくり。

目標は常に変わるもの。

夢とは違う。目標が自然に変化していく環境づくりはクラブとして、コーチとして常に意識する必要がある。目標は持たせるものではなく、当事者として自分が持つもの。それなら具体的な目標を持つには、試合に出て喜ぶことや悔しいことを感じなければ選手はそれを変えられない。

選手は試合に出場し続けると目標を持ち続けるし、自分の中でその目標を勝手に変化させて展開する。コーチが必要以上にあれこれ言う必要がない。与えるのは「チームのためにいいプレーをする」ためのヒントであって目標ではない。練習、TRM、公式戦のすべてで選手が今の自分を感じる環境づくりが大切。

※このコンテンツは「Twitter」で毎朝つぶやいている内容をまとめたものです。頭の整理を目的とするもので、記事として書いているわけではありません。その点をご理解の上、ご一読ください。

木之下潤

【プロフィール】
文筆家&編集者/「年代別トレーニングの教科書」「グアルディオラ総論」など制作多数/子どもをテーマに「スポーツ×教育×発育発達」について取材・研究し、2020年1月からnoteで「#僕の仮説」を発表中!/2019年より女子U-18クラブユースのカップ戦「XF CUP」( @CupXf )の公式メディアディレクターを務める/趣味はお笑いを見ること

▼ジュニアサッカーを応援しよう!
2018年4月〜2020年3月まで「特集担当」として企画から執筆までを行う。

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