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僕の仮説「ジュニアサッカークラブの作り方」

地域に根づいた経営ができる街クラブを増やしたい。これがジュニアサッカー専門のWEBマガジンを始めた理由です。「コーチ育成」を目的とする記事と「地域との関係づくりによる街クラブ経営…
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#週一ジュニアコラム

ジュニアサッカークラブの作り方=「僕の仮説」WEBマガジンの目次録を公開!

地域に根づいた経営ができる「街クラブ」を増やしたい。 これがジュニアサッカー専門のWEBマガジンを始めた理由です。 日本の街クラブは代表のワンマン、また各年代の担当コーチによるスタンドプレーによって成り立っていることが多く、それによってコーチングスタッフの力関係にあまりに差が出てしまい、「本音が言い合えない」非常に風通しの悪い内情になっています。 何より感じるのは、コーチングスタッフが一丸となって「哲学」「指導方針」「ゲームモデル」「6年間の大まかなプランニング」「各年

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運動量をどう評価するか【試合観戦コラム01】

▼Jの下位争いで気づいた2点7月半ば、「湘南ベルマーレ×アビスパ福岡」の試合を平塚のスタジアムで観戦しました。 数年ぶりに目の前でガチンコ勝負を見て「生観戦」の良さを再確認しました。と同時に、文字として残すべきことが2つあると感じ、コラムを書くことにしました。 ・チーム維持とは、個々の配置に寄与する ・個人の運動量をどのように評価するか 今回戦った2チームはJ1で下位争いを行っていました。湘南ベルマーレは得点源の移籍により勝ちから遠さがかり、一方のアビスパ福岡は公式戦3

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挨拶と人とのつながり【週一ジュニアコラム06】

▼挨拶は何のためにするか育成年代では、頻繁に「人間力を養おう」とうたわれます。 そのとき、コーチが選手に対して真っ先に求めるのが挨拶です。 ・おはよう ・こんにちは ・こんばんは ・さよなら ・ありがとう ・ごめん 「人と人とが生きる」上での基本作法なので、すばらしい指導だと思います。 選手がグラウンドに黙って入ってくると、多くのコーチが「挨拶は?」「何もいわないの?」と声をかけます。すると、子どもが「こんにちは」と恥ずかしそうに挨拶をします。これはどこにでもある日

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近頃はメンタルファットが多い。【特別寄稿/僕の意見③】

■状況を変えたいなら行動ゴールデンウィーク明けから、マスクの着用が個人の判断にゆだねられることになりました。 私はほとんどを外して過ごしています。もともとマスクの着用は法律で定められた義務ではありません。個人の判断で決めることでした。もちろん正体不明のウイルスのため、議会での着用ルールなど時と場所によって暗黙知が存在していました。 現在、日常を見渡すと、例えば電車では半々でマスクを着けたり着けなかったりする状況です。マスクの着用については少しの間議論が交わされることになる

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歩く道を決めつけない。【週一ジュニアコラム05】

▼指導で思う3つのおかしい自由な発想を持つ子が育つには、大人はどうしたらいいでしょうか? ・創造性を持つ選手 ・局面を自力で打ち破る選手 ・課題を見つけて解決できる選手…etc. 言い方はさまざまですが、指導者もお母さんお父さんも、子どもには小さい頃に培ってほしいと願うことです。もう少し将来的な観点でいうと「一人で生きていく力を身につけてほしい」と思っています。 ものすごいスピードでAIが発展する現代社会では、人間の居場所そのものが失われているように錯覚してしまいます。

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信頼関係とは、心に理由があること。【特別寄稿/僕の意見②】

■大人は都合よく人の話を聞く言うことを聞けない。 選手を指導していると、そう思うことがある人も多いと思います。 「どうして人の話を聞けないのだろうか? 君のためを思って言っているのに……」 数多くの指導者がこのような悩みを持っているでしょう。子どもを指導する限り、永遠に続く悩みです。ただ、人の話を聞けないことは子どもに限った課題ではありません。 大人も同じです。 私はライターという職業柄、たくさんの人と対話します。比較的にバリエーション豊かな経験をしているので、そう

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相手といい関係をつくる。【週一ジュニアコラム04】

▼いい関係を築くポイントは?子どもやお母さんお父さんといい関係を築くにはどうしたらいいでしょうか? ジュニアのクラブ、あるいはスクールの経営・運営においてコミュニケーションに対する課題解決は最重要事項です。それは互いにいい関係を築くため、コミュニケーションが最良の手段だからです。 指導者として、対面で意志を通わせ、温度を伝え合うコミュニケーションは日頃から実践することです。ジュニアスポーツの場合、大勢の子どもを指導し、多くのお母さんお父さんとコンタクトをとらなければなりま

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上達や成長だけを見ない。【特別寄稿/僕の意見①】

■比較対象を他者に定めない大人があれこれ教えなくても、子どもはボールとゴールを与えたら勝手にサッカーを覚えていきます。 グラウンドに行くと、いつも大人より遥かに才能に溢れた存在だと認識させられます。最近は「いかに言葉をかけず、指導をせずに子どもが変化できる」環境を作るかを考え続けています。 「コーチやお母さんお父さんの言葉なんて本人の自覚に1mmも勝てない」 大人の関与は子ども自身の自覚の足元にも及ばないことを現場に行くたびに思い知らされます。だから、私がコンサルとして

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転んだ子どもをどうするか?【週一ジュニアコラム03】

▼子どもを観察できるかどうか歩き始めて間もない子どもが転んだとき、どうしますか? その対応は、人それぞれです。 ①抱えて立たせる ②立つまで見守る ③放っておく 選択肢は、単純にこの3つが考えられます。ただし、これらはグラデーションを持っています。たとえば「抱えて立たせる」といっても、抱えるまでに『間』を含んでいます。 ・すぐなのか ・泣いたときなのか ・自力で立とうとしたけど、ダメだったときなのか…… 指導に関わる人なら、それぞれの子どもに適したタイミングを見極める

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先入観は子どもを傷つける?【週一ジュニアコラム02】

▼大人が結果を決めつける大人になると「休息も必要」だといいます。 ただ、子どもだって休むことは大切です。それは年齢を問わず、人間なら体も心も稼働しっぱなしは勤続疲労を起こすからです。疲労が限界を超えると、さまざまな異変が表面化することは想像に難くありません。 多くの大人が子どもに「がんばれ」と言い続け、休息を与える暇すら与えないのはなぜでしょうか? 大人は子どもと関わるとき、自分たち目線で物事を見てしまうことが多々ある事実を認識すべきです。その結果、子どもに体や心のケガ

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