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僕の仮説「ジュニアサッカークラブの作り方」

地域に根づいた経営ができる街クラブを増やしたい。これがジュニアサッカー専門のWEBマガジンを始めた理由です。「コーチ育成」を目的とする記事と「地域との関係づくりによる街クラブ経営…
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#ミスを許容する仕組みを作る

ジュニアサッカークラブの作り方=「僕の仮説」WEBマガジンの目次録を公開!

地域に根づいた経営ができる「街クラブ」を増やしたい。 これがジュニアサッカー専門のWEBマガジンを始めた理由です。 日本の街クラブは代表のワンマン、また各年代の担当コーチによるスタンドプレーによって成り立っていることが多く、それによってコーチングスタッフの力関係にあまりに差が出てしまい、「本音が言い合えない」非常に風通しの悪い内情になっています。 何より感じるのは、コーチングスタッフが一丸となって「哲学」「指導方針」「ゲームモデル」「6年間の大まかなプランニング」「各年

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サッカーはチームスポーツ。ミスをどうとらえるかはコーチの技量次第!【ミスの許容06/僕の仮説28】

「あっ、ミスした」 ジュニアのサッカーコーチは選手のミスに過敏だ。いまだ感情に任せて怒り狂うほど声を張り上げているコーチを見かけるが、それを目にするたびにタメ息が出る。それはコーチの感情が優先されていて、選手が主役ではなくなっているからだ。残念な気持ちになる。 ミスはコーチの立場でとらえられなければいけない。 そもそもサッカーの試合の中で起こるミスをどうとらえるのか? 大切なのは「個人とチームという2つの方向で分析する」ことだ。重要なことは「同じミスをしないため」にどう

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子どもの「できない」をコーチが許容しないと、選手は成長できない。【ミスの許容05/僕の仮説27】

子どもの頃はすべてのことが初体験、そして初経験だ。 人間にはキャパシティがあり、すべてに限りがある。だから、インプットにも限界があり、アウトプットにも限界がある。学び続けたら心が壊れるし、遊び続けても体が壊れる。心も体も栄養が十分行き届いているから機能する。でも、栄養を与え続けたら人そのものが堕落してしまう。 つまり、インプットとアウトプットは両輪でバランスよく回り続けるからこそ人間は健康に生きられるのだ。 ここで、「ジュニア期のインプットやアウトプットとは何なのか?」

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子どものインプット時には「わからない」も許容してあげよう。【ミスの許容04/僕の仮説26】

人間の成長は「スパイラル状に少しずつ円が大きくなっていく」と、私自身は仮定している。 たとえば、その円を真っ二つに割ったら「写真にあるようなグラフを描くのはないか」と思う。仮に横軸を成長、縦軸をメンタルとした場合、人の成長過程においてはメンタルがプラスとマイナスの両方に触れることになる。誰もが実体験を持っているのではないだろうか? 成長において、人間は現金なものだ。 実感があると気持ちいいので、当然メンタルはプラスに振れる。しかし実感が持てないと、なんだかモヤモヤするの

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子どもの努力はテンションに左右されるから、成長はメンタル要素も大きい。 【ミスの許容03/僕の仮説24】

子どもの成長に「コーチが高い確率で化学反応を起こした」と傲慢な態度をとっているのなら、それは間違いだ。 成長のために努力して、自分の時間を使ったのは本人だから。あくまでコーチはキッカケに過ぎない。子どもにとっては外的要因、ようするに"環境要因"に近い。確率論として理解しておくべきは、子どもの成長にその環境要因が大きく作用する場合もあるし、小さくしか作用しない場合もある。 ジュニアサッカーの現場におけるコーチの役割は、子どもの成長にとって確実性の高いモノであり、不確実性の高

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子どもの成長は本人がどれだけ努力に時間を費やすか。なら、コーチは何をする? 【ミスの許容02/僕の仮説23】

ミスを許さないコーチが育成の現場に立ったらどうなるのか? きっと「ミスをしてはダメだ」と縛られた選手が育ってしまう。そういう選手がこの多様な社会で生き抜くことができるとは到底思えない。そもそも子どもに対して1を教えたら、必ず1を学ぶとは限らない。 1教えたら1学ぶ子もいれば、2や3を学ぶ子もいる。逆に0.5しか学べない子もいるし、0(ゼロ)の子だっている。もちろん「その時は」という枕詞がつくが、ミスを許容できないコーチには「巻き返す」といった時間の概念も頭にないから子ども

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ジュニア指導は選手の「ミスや失敗を織り込み済みにしない」と心が育たない。 【ミスの許容01/僕の仮説22】

ジュニアの街クラブで現場を預かるコーチは"何"を目標に子どもの指導をしているのか? たまにこんなことを思う。プロを育成すること? 強豪のジュニアユースに入れること?…。一体、何なのだろう。私は「子どもが社会で生き抜く力を身につけてほしい」と現場に関わりを持っている。取材することも、アドバイザーすることもそう。いつも"サッカー"を通じて「生き抜く力を養ってもらうにはどうしたらいいか?」を考え続けている。 だとすると、サッカーと社会と共通点は何なのか? 一つは、"人との

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