マガジンのカバー画像

僕の仮説「ジュニアサッカークラブの作り方」

地域に根づいた経営ができる街クラブを増やしたい。これがジュニアサッカー専門のWEBマガジンを始めた理由です。「コーチ育成」を目的とする記事と「地域との関係づくりによる街クラブ経営…
定期購読マガジンの1本あたりの記事は250円(税抜)です。個別購入すると1本330円(税抜)なので…
¥1,100 / 月
運営しているクリエイター

2020年2月の記事一覧

子どもの発育発達に重要な視覚と聴覚を鍛えたサッカー指導の重要性。  【発育発達編04/僕の仮説08】

ジュニアサッカーの指導は、子どもの発育発達に応じた成長と切り離すことはできない。 日本では、よく考えることが大切だと主張される。ならば、現場のコーチもそういった世界的な共通認識を持っているのなら思考力、もう少し突っ込むと「脳にどれだけたくさんの多様な刺激を与えるか」というアプローチが小さい頃から重要になることを深く理解すべきだ。 「脳への刺激」をテーマにすると、どんなアプローチがあるだろうか? 単純に五感で仕分けするとイメージしやすい。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚。プレ

¥440

小学校3・4年生を境に脳疲労が高まるトレーニングが増えるはずでは?  【発育発達編03/僕の仮説07】

教育界では「9歳の壁」、「10歳の壁」という言葉がある。 そのくらいの年齢から他者をすごく意識し始めるため、チャレンジして失敗することを恥ずかしがる気持ちが強く出始める。だからこそ9歳、10歳までの好奇心旺盛な、まだ恥ずかしい気持ちをさほど持たない無邪気な間に「どんな価値観を養うか」が大事だ。 熱中することの楽しさ。 試行錯誤する喜び。 言葉を通じたつながり。 表現で得られる満足感…etc. おそらく小学校3・4年生までにこのような価値観、人間力の土台を築くようなものを

¥440

小学校3・4年生を境に指導のやり方は変える必要がある。  【発育発達編02/僕の仮説06】

日本に合った"ジュニアの年代別指導とは何か?"を問い始めて5年以上が経つ。 以前から漠然と「グループ戦術はいつから教えたらいいのか」「個人戦術と個人技術をどう仕分け、どのタイミングで指導すべきか」等々、ずっと考えていたが、今の自分から見ると「サッカーしか目に入っていなかったな。視野がせまかったな」と思う。まぁ、すべてを把握できているかと聞かれたら違うが、あの頃に比べたら深く掘り下げられているという実感はある。 2016年に企画編集者として「サッカー年代別トレーニングの教科

¥440

子どもの頃は「サッカー選手」として必要な能力をまんべんなく高める。  【発育発達編01/僕の仮説05】

私がサッカー指導で重視しているのは「人との関係性」とそこに伴う「心理的な影響」である。ここはサッカーがチームスポーツである以上、分断することはできない。特にジュニアサッカーに関わるコーチは、人との関係性を無意識に分断している傾向にある。だから「人のいない」、もしくは「人を意識させない」練習メニューを考案しがちなのだ。 この「僕の仮説」で立てた「サッカー指導に必要不可欠な要素」は、私がアドバイザーを務める街クラブを参考にして作ったものだ。「誰一人見捨てない」というクラブ哲学か

¥440

街クラブのサッカー指導に必要な考え方はどんなことなのか? 【クラブ哲学編03/僕の仮説04】

これがサッカー指導に必要な要素として立てた「僕の仮説」だ。 この仮説は、全国大会に出場するようなトップレベルの選手育成を目的としていない。「これらを身につけておけば、生涯スポーツとして一生サッカーが楽しめるよ」。そういう思いで、地域の街クラブの子どもを指導するコーチのために考案した。 社会人になり、時間の余裕ができて「サッカーがやりたいな」と思ったとき、誰とでも、どの場所でも、どんなレベルや条件でもプレーができるように「選手としての土台を表すレーダーチャートがまんべんなく

¥440