金井真紀著 『虫ぎらいはなおるかな?』 読了

『虫ぎらいはなおるかな?(ISBN:9784652203095)』を読みました。

著者さんが自身の虫嫌いを少しでも緩和させるために虫や心の専門家に話を聴きに行く本です。

「きらい」の感情に向き合うことは非常に精神力を使うことなのですが、そこに敢えて突撃するのは著者さんの好奇心及び視野の広さ故かなと思いました。
「未知のものに対していきなり拒否するのではなく、まずは知ることから。」という姿勢は、やっぱり大事だなと(「おわりに」で著者さんも書かれている。)。そう、「『こわい』に『気持ち悪い』が含まれる」話、面白かったなぁ。

虫のみならず、何か「自分のきらい」に向き合うときのヒントを得られる本でした。
 

かくいう私は虫は見ることができても、触ることができません。
動物でも人でもそう。
子どもの頃「お隣の子と手をつないで歌いましょう」なんて言われた時には、もうその授業だか発表会だかが終わったあとすぐに手を洗いにいくくらい。

「自分が制御できない動きや温度の変化に対する拒否反応がすごい」

ってことなんでしょうか。

あと、アレルギーが沢山あるというのもある。毎度毎度遠足に行ったら、もう次の日には皮膚科行き。

だから、今後も触ることはきっとできないでしょう。

でも、だからって「撲滅!」と声高には叫ばずに、お互いにお互いの世界でのんびり生きることを目標に日々暮らしていこうと思います笑。

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