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社内のコミュニケーション研修を通して感じたことを綴る -コミュニケーション考-

お疲れさまです。inoです。
今回は、3月に社内でコミュニケーション研修を受講した振り返りをやっていこうと思います。宜しくお願いします。

お断り

記載されている内容は、全て僕自身の考えに基づいています。
実践した事による責任は一切負いかねます。ご了承ください。

※以降、便宜上文の結びを変えております。

研修でやった内容を振り返る

(一部抜粋)
・反応の強度を変えてテーマトーク(聞き取りだけ→反応→感情を混じえて反応)
・錯視で参加者が何を感じたかを知る
・自身や周りの思考のタイプを※DISC に当てはめて傾向と対処を分析

※DISCについてはこちらを参照頂きたい。ちなみに私はC(慎重型)である

私はオタク系コミュ障である

突然だが、私はオタク系コミュ障である。
どういうことかと言うと、僕自身が好きなこと/興味があることに関して相手の反応を見ずに捲し立ててしまうところがある。
なので、話し終わってみると相手が「わからないな‥」という反応をしていたり、時には直接「わからない‥」と言われたり。
最近は幾分かはマシになった‥。が、気を抜くと出てしまう。
これのマズイ点は繰り返しになるが相手の反応を無視して語っているところにある。

コミュニケーションは相手の反応までがワンセットである

面談/面接でよくある「自己紹介をして下さい」は自分語りをする場ではない

上記の話と関連して、ちょっと脱線するが
異動の面談や、転職の面接などでよく「自己紹介をお願いします」や
「今までの経歴の説明をお願いします」と質問される。
この回答として、相手の反応を確認せず捲し立てるだけの「自分語り」をしてしまう人がいる。これは間違いである。
そもそも面接や面談は自己アピールが前提にあるわけではない。コミュニケーションが前提にある。
なぜなら、面接官は受けに来た相手が知りたい‥のではなく、受けた相手と一緒に働いていきたいか、を見ている/観察しているからだ。
例えば、先述の自己紹介で自分が面接官側と仮定して、自己紹介をさせたら自分が理解できないまま、疑問が生じたまま話が終わってしまった場合
どこでその疑問を解決するだろうか?疑問解決の場を設けないと難しいだろう。
また、実際に業務を担当させたら同じように、相手が理解できない内容を一方的に話すだけのシチェーションは生まれないだろうか?生まれると想像がつく。
よって、面談や面接の自己紹介では

「相手が理解し反応しやすいように、簡潔な言葉で内容を纏めて話す」

事が求められている。

参考に、うまく伝えるための話し方でPREPのリンクを記載する。
※PREP法‥Point(結論)、Reason(理由)、Example(例示)、Point(結論)で話す話法

話し手と聴き手、それぞれに個性があるということ

研修で、聴き手の反応を段階的に変えていくワークショップを行った。
この過程で感じたのだが

『仲の良い友人や気になる異性との会話は、自然と感情を上乗せして反応を返している』

ということだ。一緒に遊んだ、デートした、イベントや冠婚葬祭を経験してきた‥そういった経験を積み重ねてきた間柄は、自然と話に共感できる。故に自然と感情を乗せて反応を返せるのだ。
別の見方をすると、「反応が薄い人とは仲良くなれないのか?」という疑問が湧くかもしれないが、私はそうではないと考える。
実際に、地元の友人の中には話し手としてのこちらの話への反応が薄い、淡々としている奴がいる。
だが、そいつとは仲が良い。結局のところプライベートに限って言えば

話し手の話し方、聴き手の反応それぞれに個性があり、それをお互いが受け入れられるかどうか‥それだけの話なのでは?

と考える。

人は自身の経験や感性でのみ、物事を判断する

先述の考えに至った理由が、もう1つある。
錯視のワークショップを行ったときの話だ。

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上記の絵を見て、私は台座 と答えた。
他の方は、トロフィー、人が向き合ってる‥と答えていく中で
ペットボトルの口を鳥がつついてる」と答えた方が居た。
衝撃だった。そこで初めて、自分が白か黒かでしか判断しておらず
空間図形的に、別のアングルで絵を判断していなかったことに気がついた。
台座も、トロフィーも対面の向かいも、他の意見を否定するわけではない。
そこでは

錯視の絵に限らず、人が物事を判断したり、または誰かに話しをしたり、はたまたその話を聴き手が感じたり‥そういった事は全て話し手や聴き手自身の経験や感性からきている

と感じた。結局、発想を受け入れられるかどうかが大事なのだろうなと考えたのだ。

聴き手はとにかく反応しよう

今まで、聞き手 と表記せずに聴き手と表記してきた。
これは研修で講師の方が仰っていた事なのだが、コミュニケーションは、傾聴して相手の話を聞く(=聴く)ことから始まる ということだ。
相手の話に耳を傾ける/集中して聞く。そして話し手に質問したり、意見に反応したり‥そういった反応を返すことで相手に力を与え、また話し手からすると「相手は自分のことを理解しようとしている」ことが伝わる。
実際に、社外の勉強会に参加すると活発な勉強会は聴き手(この場合は聴講者)の反応が多かったり、話し手(この場合は登壇者)の方に多くの質問が寄せられている場合が多い。その質問や反応を受け取った話し手の方は話した内容が理解されてる/理解しようとしてくれてる‥!と感じているのではないだろうか。
とすると、対人のみならず職場の立ち位置や商談の流れなどを良好なモノにしたいなら
聴き手にまわった場合は、まず質問や反応するなどの行動を起こすことから始めるべきではないだろうか。それがコミュニケーション上達の近道なのでは‥と感じた。

聞き手側は、まず反応してみよう。オウム返しでも良いから。

アサーティブなコミュニケーション

研修の中で、アサーティブなコミュニケーションを‥という話が出てきた。
これは「相手が不愉快にならず、対等で自分も相手も大切にした自己表現」とのこと。
研修後、調べてみた。記事の中で、表現法としてDESC法にも触れられている。(Describe:描写、Express:表現、Specify:提案、Choose:選択)

研修の中で、冒頭で説明したDISCのタイプ別に分かれ
『ファミレスの注文違い』や、
『貸した本を返さない友人と偶然出くわした場合』
のシミュレーションを行った。
そうすると、混雑具合で注文を変える/変えない、本を返してもらう/貸したものは返ってこないと考える‥など様々な反応が出ていた。
今振り返ると、なるほどこういった個性や性格の違いがあるからこそ、お互いを尊重し誰も傷つかない為にもアサーティブなコミュニケーションを心がけましょう‥ということか。と納得できる。

自己主張はするけどお互いを尊重もする。言葉では理解できても、果たしてそれを実践できているだろうか?一度整理してみよう

まとめ

・コミュニケーションは、相手の反応までがワンセット
・自分語りをやめて、話を纏めて簡潔にする癖をつけよう
・人には個性や感性/経験の違いがあり、それを基に物事の判断を下している
 →個性や価値観の違いを受け入れよう
 →アサーティブなコミュニケーションを心がけよう
・コミュニケーション上手は聞き上手から。まずはオウム返しでも良いから反応しよう

参考資料

メラビアンの法則

話しの内容より、声の抑揚や表情といった聴覚/視覚のから情報のほうが多いという話

ジョハリの窓

自分が他人にどう思われているかを知り、チーム内で同様に分析してもらうことで
相互理解を深めコミュニケーションを円滑にするためのフレームワーク。

DISC簡易診断ツール
DISCのタイプ別の関わり方/指導法(qiitaの記事)
中田敦彦のYoutube大学(話し方が9割 の会)。雑談力の会もおすすめ
コミュニケーション能力を鍛えよう(書籍)

以上です。
長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございましたー!