見出し画像

本格的にカメラを始めたいと思っている方へ

Instagramを始めとするSNSなどを見てもわかるように、写真撮影が活発に行われる時代になっていますね。
SNSをやっていない人でも、今は多くの人がスマホを持っているので、公開されていない写真も含めたら、日本中で、いや、世界中で毎日一体どれくらいの写真が撮影されているのだろう、と思います。

前置きはこのくらいにしますが、個人的に、カメラがそれなりのブームになっているのかなと感じています。
ここで言っているカメラは、「一眼レフ」とか「ミラーレス」とか呼ばれるような、レンズの交換ができる本格的なカメラのことを指しています。

これに対して、前置きでも書いた通り、iPhoneを始めとするスマホでもたくさんの写真が撮影され、Instagramなどに投稿されてたりしています。

スマホのカメラの性能がまだそれほどでもなかった時代や、いわゆるガラケーの時代でも、電話で写真は撮れましたが、性能はもう一つというところもあり、一昔前は、コンパクトデジカメというポケットに入るようなデジカメが大きく普及している時期もありました。
ポケットに入るようなサイズでありながら、光学ズームで10倍、20倍というような性能を持っているものも多くありました。

ただ、その後スマホのカメラの性能が格段に向上してきていて、コンパクトデジカメは市場が縮小していると聞きます。
これに対して、プロの写真家も使う「一眼レフ」や「ミラーレス」は、使う人がそれなりに増えているようで、私も2022年の4月にミラーレスカメラを購入し、使い始めて半年ちょっと経ちました。

「一眼レフ」は今後あまり製造されなくなるので、ここでは「ミラーレス」または「ミラーレスカメラ」に記述を統一したいと思います。
「一眼レフ」や「ミラーレス」の意味については、どこかでまた書いてみたいと思います。

私が購入したのはエントリーモデルのミラーレスカメラでしたが、購入して最初にシャッターを切って、大きな期待とともに早速パソコンに取り込んで確認してみたとき、失敗したかもしれないと思いました。
ちょうど桜の咲いている時期だったので、家の近くの桜を撮ってみたのです。
私のスマホはiPhoneではありませんが、それなりの性能のカメラを備えたモデルだったので、同じアングルでスマホでも撮りました。

パソコンに取り込んで写りを確認したところ、やっぱりミラーレスカメラ、きれいに撮れているなと思ったのですが、そのときに見ていたのは実はスマホで撮った方の写真だったのです。
本当にミラーレスで撮った方の写真を見たところ、イマイチでした。
画面上で並べて、よく見比べても、スマホの方がよく撮れていると認めざるを得ませんでした。

そのときは、ほとんどのミラーレスカメラで対応している、RAW(ロー、ロウ)という形式のこともよくわかっておらず、RAWで撮影した写真の明るさや色合いなどの調整を、後でパソコンなどで行うことが多いということもよく知りませんでした。

その後、いろいろ情報収集をして、まだ半年程度ですが、ミラーレスカメラできれいな写真を撮るコツも少しずつですがわかってきました。
しかし、ミラーレスカメラできれいな写真を撮るためには、シャッターボタンを押すだけではなかなかうまくいかず、設定をいろいろ使いこなす必要があり、難しいと感じる人が多いのは事実です。
これに対して、スマホは、難しいことは考えずにシャッターを切るだけで、非常にきれいな写真が撮れます。

ここまで書くと、それならスマホの方がいいのでは、ということになりそうですが、それは1つの正解です。
ミラーレスカメラとレンズを揃えたら、なかなか15万円以下に抑えるのは難しいので、それであれば、15万円くらいのスマホを買ってしまえば、きれいな写真は簡単に撮れるし、スマホで写真以外のことも様々できるし、それならスマホ一択、ということになると思います。

ただ、ミラーレスカメラをある程度使いこなせるようになってくると、スマホではなかなか作れない表現が可能で、技術とセンスしだいで可能性は無限大ということがわかってきます。
ミラーレスカメラでうまく撮れた最近の写真と、同時に同じアングルでスマホで撮った写真を比べてみると、きれいに撮れているものの、スマホの写真に今は物足りなさを感じます。

この夏頃、スマホが故障して新しいのを購入しました。
それで撮ってみると、さらにきれいな写真が撮れるようになっています。
スマホの進歩は驚くべきレベルにあるので、ミラーレスとスマホでどちらがきれいな写真が撮れるかは、もしかしたらイタチごっこかもしれません。
あるいは、10年後くらいには、ミラーレスはスマホに及ばない、という時代が来るかもしれません。

しかし、ミラーレスカメラで、特にマニュアルモードで、マニュアルフォーカスで、こんな写真を撮りたいと思った写真を「作っていく」醍醐味は失われることはないと思います。

さて、結論をまとめると、高いスマホを買って、簡単にきれいな写真を撮るのも1つの選択肢、ミラーレスカメラを買って「使いこなして」きれいな写真を撮ることに楽しみを見出していくのも1つの選択肢、人それぞれ、どちらを選ぶか、ということになると思います。

参考になったかわかりませんが、1つ言えるのは、高いミラーレスカメラを買いさえすればきれいな写真が撮れるということはなく、もしかしたら、がっかりして、そのまま使わなくなってしまうこともあるかもしれません。
高いミラーレスカメラを買うのと、ミラーレスカメラできれいな写真が撮れるようにするための勉強はセット、と考えて、どちらを選ぶかを決めるといいのではないかと思います。

ただ、ミラーレスカメラの魅力に半年ほどですっかりハマってしまった私としては、ミラーレスカメラで本格的な写真撮影をする人が増えてくれたらいいな、と思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?