「私、失敗しないので」Ⅱ
「私、失敗しないので」という某ドラマのセリフ。＂なぜ＂失敗しないのか？この言葉の意味は、ドラマをずっと見ている人は理解できていると思うので、コメントします。
ドクターXは、手術を行った場合にどのような変化が予測され、そのときに何が必要となるか、変化に対してどのようにアジャイルに対応するかを事前に頭の中でシミュレーションし、ノートに書いています。一分一秒を争う手術をしながら、常に状況を見つめ、変化を見逃さない。問題が起きたときに、その変化に応じて柔軟な対応を選択していく。だから＂失敗しない＂訳ですね。
「私、失敗させたいので」と、捉えられても仕方がない、野党の質問やテレビのコメンテーター、マスコミの報道。
・五輪開催して感染者が出たら責任取れるんですか？
・緊急事態宣言を解除した後、二度と宣言しないと約束できますか？
解決すべき課題は何でしょうか？＂無謬性＂を利用した政府の選択肢を塞ぐようなやり方で、今後の柔軟な対応を非難のネタにしたり、専門家の一貫したスタンスを都合よく利用するのではなく、感染拡大を防ぐために何をすべきか、＂他人ごと＂ではなく＂自分ごと＂として、今起きている問題の本質を見つめ、意識と行動を変えて欲しいと思います。
そして、私たちも＂自分ごと＂として、しかし冷静に、ニュースで伝えられる解釈で＂不覚＂にもダンスを踊るのではなく、ニュースの奥にある事実を眺め、問題の本質を＂深く＂考えて行きましょう。
［2021.06.11投稿］いいね：45
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