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REPEAT
なぜ問題は繰り返すのでしょうか。
犯人探しをして人を変えたとしても、責任を取ってトップが交代しても、時間が経つと同じ誤ちを繰り返してしまう、というのは"選択した解決策が対処療法であり、根治療法ではないから"ではないでしょうか。
組織が小さければトップは現場を把握でき、トップの具体的かつ的確な言葉は現場のメンバーに浸透するかも知れませんが、組織が大きければ大きいほど、トップと現場までの階層は何層かのピラミッドのようになり、トップの抽象的な言葉は現場のメンバーには届かないのかも知れません。つまり、トップと現場、どちらかが問題ではなく、別のところに問題の原因があるのが、大企業ならではの問題だと思います。
そして何より『染み付いた体質や組織風土は変えられない』という考えを、トップ以外の人達、中の人も外の人も思っている人が多いことが、組織風土がいつまでも変わらず、誤ちを繰り返す構造から抜け出せない状態を作り出しているのだと思います。
行動を変えるには意識が変わらないといけない。
意識を変えるには行動を変えなければいけない。
どちらでもいいのですが、意識も行動も変えるためのアプローチが「組織開発」だと捉えています。
意識や行動が内発的動機で変わった人の能力を伸ばす「人材開発」と、外発的動機から内発的動機を促し、全員の能力を伸ばす「組織開発」は根本的に異なるアプローチです。
大企業病を打破した企業の事例を書籍やサイトで眺めながら、意識も行動も変えるための「組織開発」が、根治療法としての解決策ではないかと、この数年思っています。
[2021.01.28投稿]いいね:2
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