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2022: デジタル偶然 デジタル干ばつ デジタル政治

"偶然" や "干ばつ" や "政治" がデジタルで喧しくなるのが、2022とみています。

デジタル偶然:(デジタル世界)他のものとの因果関係がはっきりせず、予期できないような仕方で物事が起こること。

デジタル干ばつ:(造語)情報統制のこと

デジタル政治:(デジタル国家)国を治める活動。権力を使って集団を動かしたり、権力を得たり、保ったりすることに関係ある、現象。

古くからある単語に、旗の先端につける冠頭のように "デジタル" をつけてみました。デジタルが付いた旗はどんな風になびくのか。

ストーリィとしては・・・

デジタル偶然の発見。SNSなどで人が架空で集まる場所では、必然ではない偶然があらたな運動の塊になりやすい。やがて必然となり強力な動きとなる。

それが政治に向かうとするなら、デジタル干ばつで情報を干上がらせることになる。偶然から生まれた必然が皮と骨だけになり、乾いた風にころころと転がる。その有様を現実の世界で見せつけ、人々を "無力感" で満たすのだ。

デジタル干ばつに成功体験を得たデジタル政治は、情報統制をさらに強めて、必然となる情報しか流さなくなる。偶然を生まないデジタル空間は白黒の世界となり、白(ハイ)か黒(イイエ)かの二進のデジタルへ浄化されていく。白以外に存在しえない空間。だが、微細に見れば黒の塊が白の下層に見えてくる。それを白に塗り替えるのがデジタル政治の仕事となる。


デジタル偶然を危険とみなすか、あたらしい文化・文明への扉が開いたと解釈するか。統制か混沌か。権力ある者たち、デジタル空間との向き合い方で、その後が大きく変わっていく。その端緒が2022年となる、そう妄想した次第。



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