仕様策定03:信頼・信用を誠実に回すという事

誠実:まじめでまごころがあること。

まじめ:本気であること。うそや冗談でないこと。

まごころ:偽りや飾りのない心。真剣につくす心。

本システム会員であれば、結果がどうあれ、取り組みが誠実であれば、互いに信頼していきます。次に結果が出るかもしれないから原資・労力=信用を授け、授けたら、その信頼にこたえられているか会員同士で見守っていきます。始めは、授ける授かるの上下差がありますが、協力するうちに平等となっていくでしょう。同じ目的目標を共有しているからです。

結果が出なければ、経緯説明するという誠実さが問われ、その説明責任を果たしていきます。ここに齟齬があると、本システムでは誠実スコアが上がっていきません。場合によっては誠実スコアの減算もあり得ます。本システムでは経緯を詳細に記録する機能を有します。納得度と誠実が比例した動きになるように工夫していきます(うまくつくれるか・・・)。ルールとしては、排他・排斥を行わないことが原則となります。会員同士で昇華していくことを目指しているからです。

何かを供給し需要とマッチして利益に繋がれば、利益は信用スコアとして換算され、供給した人に加算されます。プラスとなった信用スコアの一部(割合は投資時に決める?)を原資・労力を授けた人に還元します。原資・労力を授けた人は信用スコアが上がり利益を得ることができます。

誠実スコアは資本となり、信用スコアは通貨となるでしょう。本システム内では、生活に必要なモノ・コトや何かが欲しい時、供給に関わるサポートを受けたい時などでは手元にある信用スコアを対象に向け消費します。また、人から信頼されるために誠実スコアを上げておく必要があります。誠実スコアは社会奉仕活動や寄付などでも加算されます。

本システムでは、投資や供給活動で利益を得られなかったとしても、セーフティネットとして「信用ベーシックインカム」によって最低保証が得られる仕組みとなっていますので、信用スコアが最低保証以下にはならないように工夫されています。

「信用ベーシックインカム」の原資はなにか。基本的には、会員から定額で集められた信用スコアから分配します。それと、利益が上がった時に寄付される信用スコアがプラスされます。寄付すれば、寄付した信用スコアに累進した誠実スコアがその人に加算されます。

誠実スコアと信用スコアの総量はどのように制御するのか。本システムは、ブロックチェーンのように分散型ではなく中央管理型であり、総量調整用のスコアの発行と回収機能を有します。このスコア総量調整は、会員の中から選ばれた調整委員の集まりで本システムのデータを参照しながら討議により決定します。最新テクノロジーにより予測総量値(仮称:自然振幅予想値)は示されますが、あくまで委員会に参加した人間が決定することを基本とします。


誠実に信用を回していく。これがなければ、本システムは死を迎えることでしょう。結果説明に「納得できない」という本システム特有の事象が発生し、誠実スコアが減ってしまう不利益があるかもしれません。それでも、あきらめずにシステムを回していけば、やがてチャンスは巡ってくると確信しています。その要となるのが「信用ベーシックインカム」です。この仕組みと仕掛けを上手に組み上げる事。これができるように、様々な人の知見を集めなければならないと考えています。ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

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